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                              センボンイチメガサPholiota mutabilis
                           ■モエギタケ科スギタケ属

 肉眼的形態(2020.03.17記述)

 発生地; +広葉樹‥針葉樹の枯れ幹・・切り株に多数束生-群生

  傘  ; 径径1.5-3p 丸山形→まんじゅう形→中高のほぼ平ら平ら‥中央部はときにやや隆起 +吸水性 +湿時粘性あるが‥粘性はすみやかに失われる
        ‥黄褐色-にっけい色-茶褐色‥乾けば+黄土色‥淡黄色となり 周辺部にやや短い条線あり‥明瞭な条線あらわすが乾くと消失する
        +微細な被膜の名残の鱗片付着する‥→消失する
        
   柄  ; 4-8cm×2-4o +上下同幅 +中空 +上部に‥膜状-+繊維状のつばあり 淡黄白色-淡黄土色-暗褐色‥つばより上は白色微粉状 
        +下方に顕著なささくれ状鱗片あり

  ひ だ ;  +直生-やや上生‥やや垂生 +密 +比較的幅広 淡黄色→帯紫褐色‥にっけい色(ややくすんだ明るい茶色あるいはくすんだ黄赤色のこと)
 
  肉  ; +傘の中央部以外薄く傘表面と同色

 胞子紋 ;  さび褐色 胞子は卵形で頂部に明瞭な発芽孔あり 平滑

        (外観的にコレラタケに極めて似ている。コレラタケは鋸屑あるいは腐木上に発生する。最も確実な区別点はコレラタケの胞子には表面にいぼ状の
        突起がある。センボンイチメガサの胞子表面は平滑である)

        2016年(平成28年)10月15日撮影の子実体は、成熟したひだの色が帯紫褐色である。手持ち図鑑のいくつかを確認すると「成熟するとにっけい色
        になる」と記述されている。にっけい色とは「くすんだ 黄赤色」である。ひだの色が決定的に違うため、別種の可能性が高いかもしれない。また、ひだの
        付き方が直生状上生に見えるが、図鑑には直生-やや垂生と記述されているのも気になる。 
       


  
                            ■2016年(平成28年)10月15日   撮影地  関山
  
                            ■2016年(平成28年)10月15日   撮影地  関山
        
                            ■2016年(平成28年)10月15日   撮影地  関山
             
                            ■2016年(平成28年)10月15日   撮影地  関山
  
                            ■2016年(平成28年)10月15日   撮影地  関山
  
                            ■2016年(平成28年)10月15日   撮影地  関山
              
                            ■2016年(平成28年)10月15日   撮影地  関山
  


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