福島県 会津朝日岳(会津只見町)

会津朝日岳(イワナの里登山口〜叶の高手〜避難小屋〜山頂往復)

標高1624.2m,

しばらくぶりの登山だった。4月13日に群馬県桐生市の鳴神山で無理して歩いて古傷の膝痛が出てしまったので不安があった。
出発前は会津只見町に前日からイワナの里に泊まれるか確認したら,仮眠もできるしトイレも借りられるとのことだったので,イワナの里まで行ってみたら駐車場にテープを張り巡らし入られない。建物の中に人がいたので確認したら,山開き当日明るくなってから駐車場を開放するとのこと。トイレも借りられないとのことだ。困ってしまい,駅近くの青少年オートキャンプ場に行ってみたら,駐車場で仮眠するだけでも一人400円の入村料を取るというのでやめた。只見町駅のすぐ近くに体育館に公衆トイレがあるのでそのそばで車を止めて仮眠した。ここは以前会津朝日岳に来た時にも仮眠した場所だったこと思いだした。

前日からステップワゴンのベッド作りをしておいたのですぐに気持ちよく寝られた。

なお,夕食は只見駅手前の十字路交差点に食堂があるのでそこで食事をした。

相棒はラーメン,私は山菜ラーメンを食べた。相棒は最初ソバを頼むつもりだったが,他人の頼んだラーメンを見て急遽ラーメンに変更した。このラーメンが結構おいしかった。

平成9年の時にも利用したが何を食べたか記憶がない。初めは体育館の前にある食堂に入ったが,あまり雰囲気が良くないので急遽出てきた。

朝3時30分目覚まし時計で起床。

ベッドを片づけ食事をして歯を磨いていたらすぐに時間が経ってしまい,5時丁度に登山開始のつもりが,体育館前を出発したのが5時だった。

イワナの里に着くと駐車場にはまだテープが張ってある。どうしたことだ。あまりにもサービスが悪いような気がする。やむを得ず奥の方にある本来の駐車場のところまで行ったら何とか止まれるスペースが空いていた。すでに30台くらい駐車していた。

5:32    標高535m  登山口を出発

今パラパラと雨が降っています。でも,天気予報ではこの後晴れると言っていました。イワナの里の駐車場がまだ開きません。どうなっているのでしょう。

登山式典が6:30からなのでまだ開けないのでしょうか。

5:43   標高565m  荒禿沢通過。

ここからいよいよ山道らしくなります。ここまでは沢を2度渡りました。丸太2本を渡しその上に平板を打ち付けて歩きやすくしてあります。

しばらくは赤倉沢沿いに進みます。左側が高い崖になっていて所々の沢に雪渓が残っています。この分だと山頂直下は大きな雪渓が残っているだろうなぁ。楽しみだ。

6:01   標高655m  
左から水が流れている沢出会いを通過。

6:03   標高670m
橋の架かっていない1回目の沢を渡る。
赤倉沢越え4.5kmの小さな白い道標あり。

6:11   標高715m
朝日岳山頂まで4.0mの道標あり。

この辺から登山道が少し急になってきました。空を見上げると雲間から澄み切った青空がのぞいています。まるで秋の空のようです。山頂からの展望が楽しみです。

歩き始めて間もなくタニウツギのピンクがきれいです。エンレイソウニリンソウも咲いています。ナルコユリも可憐に咲いています。(アマドコロホウチャクソウ?)

標高745m付近にはユキザサが咲いています。可憐で本当に好きな花です。サンカヨウも咲いています。「アァッ〜!カメラを忘れてきた。」ツクバネソウも咲いています。(葉の枚数3枚がエンレイソウ,4枚がツクバネソウと相棒が言ってます。後で図鑑を調べたら合ってました。さすがで〜す。)

6:28 標高850m  三吉ミチギ到着。

山頂まで3.9km。最後の水場との道標があります。
ここの水はほとんど味がありません。まずくもありません。

6:38    標高850m  三吉ミチギ出発 休憩10分

7:25    標高1,250m
イワカガミが咲いています。ヒガラ,コガラ,コルリが囀っています。ここのコルリはずいぶん前置きが長いですね。
ミヤマカタバミも白い花を満開に付けていました。
ここで北東側が開けてきました。二股山,那須山塊が確認できます。
この先1分程歩いたら人見の松に到着。ここからも眺めがいいです。眺めはいいのですが,休憩には不向きで〜す。後ほど詳しく。

きついからここで休憩したいと私が嘆きますが,相棒が「もう一頑張りだから行きなさい。行きなさい。」と尻をたたきます。
少し進んだところにイワウチワがありました。すごくきれいです。
コブシオオカメノキも白い花を咲かせています。「あっちもこっちも満開です。花の種類が多いなぁ。うれしい。うれしい。けど,カメラ忘れてきたのがクヤシィ! オウッ!チゴユリウラジロヨウラクも咲いている。ほんとに花の種類が多いぞぅ。ビックリだ。」

:51    標高1,375m 叶の高手到着。

登山口まで4.1km 山頂まで2.1km,叶の高手の道標あり。

ここで休憩しようと思ったが,あまり見通し良くないので先に進むことにした。
少し進むと朝日岳の大くろべ(檜科)胸高幹周395cm,胸高直径126cm,樹高18mの巨木あり。肌が赤いです。(写真を撮りました。)

この少し先にこの木より更に大きい巨木があり二度ビックリです。

5年前(平成9年)に来た時の小さな雪田のところに今年もイワウチワが群生満開です。5年前はイワウチワがもっと高いところにあったので,今年は雪が50cmくらいは多く残っている感じです。この様子では山頂直下の大雪渓は相当残っているでしょう。

標高1,305m ツバメオモトも咲いています。この後ツバメオモトの群生に会い大感動しました。

「オオオゥゥッ!コブシが満開だぁ。何本もの木が満開だぁ。スゲェ〜ッ。」

8:23    標高1,310m

第1回目の約4〜50mの雪渓です。大雪渓の前の足慣らし程度の緩さなので,なんの問題もなく通過です。

8:25    標高1,320m 熊の平避難小屋到着 休憩。

避難小屋に入ったら,乾燥していた。5年前はものすごく湿っぽくて,とても寝られる状態でなかったが,これなら大丈夫と思ったので,小屋の中で休憩を取ることにしてザックを降ろしたら,「ムムッ。臭い。ウンコ臭い。」
思い出した。小屋の裏側がキジ撃ち場になっていたんだった。ここにはきちんとトイレを作ったほうが良いのではないか。野グソたれ放題では環境上問題ありだ。

登山道に出て休憩し,行動食を摂った。

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