福島県 会津朝日岳(会津只見町)

会津朝日岳(イワナの里登山口〜叶の高手〜避難小屋〜山頂往復)

標高1624.2m,

今回の山行は,出発してから三吉ミチギまでなかなかペースが上がらなかった。このため,パートナーが先頭を歩き,私を引っ張ってもらうことにした。
私は荷物をいつもより軽くしたのにザックが重く感じ,パートナーに着いていくのがやっとだった。
しかし,山行が終わって登山口に着いてみれば,H14年より疲労感はなかった。途中休憩回数がH14年より多かったせいかもしれない。また,下りのペースはH14年より明らかに遅かったのも良かったのかな。H14年はパートナーが先頭でペースが速かったが,今年は私が先頭だったのでペースが遅かったのだろう。

平成16年6月12日(土)
朝起きて食事後にエゴの木と柿の木に付いているミノムシ取りをやった。かなりの数が着いている。高枝切り用の鋏を利用して取ったが,首が疲れて痛くなり,10時半頃終了した。踏み台のようなものが必要だなぁ。

12時半頃出発。 焼き肉屋「天山」で石焼きビビンバ定食を食べ,只見町に向かい出発。

13:30頃   焼き肉屋出発。

途中,南会津郡下郷町の地元物産販売所に寄った。行者ニンニクがポット売りしていたので登山帰りにより購入することにした。(帰りに1ポット購入)
トチの実まんじゅうがあったので一個づつ購入した。行動食で食べたら美味しかった。また食べてもいいかなと思った。10分位休憩したかな。

16:30頃只見町駅に到着。
休憩時間も含め3時間程度で只見町に着くようだ。
夕食には少し時間があったので,H14年も車を止めた体育館脇(只見町役場)の駐車場を見てから,駅前でお湯を沸かしてカプチーノを飲んだ。
このカプチーノは美味しい。

17:30
夕食を食べても良いかなということで,一年ぶりに只見町のますや食堂に行った。
ここのラーメンはものすごく美味しい。しかし,残念ながら平成19年6月の山開きに行ってみたら,臨時休業だった。諸般の事情もあるようなので,今後は臨時休業も多くなるのではと思われる。
ますや食堂@只見町
福島県南会津郡只見駅前通 (国道252線交差点角) 0241-82-2061
10:00頃〜18:30頃(用意でき次第〜お客が途切れた頃)
木曜日  あり(店裏)15台は駐車可能 テーブル席(4席?)

店主は写真を撮るのが楽しみのようで,田子倉ダムの工事風景や山の風景写真など,自分が撮影した写真が店内に飾ってある。
このお店でオニギリをたのんでみたが,やっていないとのことで断られた。
先ほど駅でカプチーノを飲むのにお湯を使ったので,その分の水を分けてくれるようお願いしたところ,快くポットに入れてくれた。前の水は捨てて井戸水の美味しい水を入れてくれた。感謝。感謝。

18:00
食事後は只見町駅から2キロ位田島よりに戻ったところのスーパーに,翌日の朝食,登山中の行動食を購入しに行ったが,気の利いたものが全くなかった。とりあえず,ミニトマト,カップ麺のミニきつねうどん(私)ミニカップヌードル(パートナー)を購入し,駅近くのコンビニ(ヤマザキ)に行って揃えた。
コンビニは駅からますや食堂の交差点を左折して少し進むと2店ある。
品数は少ないが何とか揃えられた。

18:30頃
今日は祭りの日のようで駅近くのコンビニ周辺で,御輿担ぎが行われていた。
少しだけ見物して車に戻り就寝することにした。

19:30
車に戻り明日の荷物のチェックなどをして就寝した。
今日は日中から何度も小便に行った。1時間おき位に小便をしたくなり困ってしまった。
夜中に小便がしたくなったらどうしようか。と少し不安だった。

19:30〜20:30頃
この間に町役場の車・トラック,タクシー,大型バスなどが来て気になり眠られなかった。
また,このころから雨が強くなり出したが,天気予報では明日は雨のち晴れとのことであまり不安にはならなかった。
2004年(平成16年)6月13日(日)
03:30     起床。

腕時計の目覚ましが鳴らなかった。何となくならないのではと不安があり,うつらうつらしながら目覚ましのことが気になっていた。
外が明るくなってきたので「今何時頃だろう」と思い,腕時計を見たら3時31分を回っていた。やっぱり目覚ましが鳴らなかった。「ジャスト3時30分に目が覚めた。よかった。」
パートナーに「起きるぞ」と声をかけたがなかなか起きない。ここで早くも5分のロス。

起床後すぐに,山行中に食べるカップ麺のお湯を沸かし,その間に昨夜コンビニで購入したおにぎりを食べたが,これが全く不味いおにぎりだった。のどを通すのが辛かった。

お湯をポットに入れ,食事も終わってパートナーを見ると,まだ楽しそうに食事をしている。思わず「早くして,いつまでものんきにしてたら遅くなる」と急かしてしまった。

05:15頃   洗顔,歯磨き,トイレをして出発。
去年より出発が20分ほど遅れている。去年も時間が掛かりすぎると反省したが,今年は去年よりさらに遅れている。何でだろう。

5:30頃   イワナの里奥の登山口駐車場到着。
すでに10台位来ている。その手前の道路空きスペースも埋まっていた。
20分遅れた分車が多いようだ。
イワナの里駐車場は今年もまだ開けていない。
5:48    標高535m  登山口を出発
今パラパラと雨が降っています。でも,天気予報ではこの後晴れると言っていました。でも,空の状況を見ると本当に晴れてくるのだろうかと疑問です。一度カッパの上を着込みましたが,出発間際に脱ぐことにしました。
駐車場から登山道に入っていくところに沢があり,丸太2本に板を打ち付けた橋を渡ります。

6:00   標高565m  荒禿沢通過。
ここまではほんとに小さな沢を2度渡りました。ここからいよいよ山道らしくなります。この沢にも丸太2本を渡し,その上に平板を打ち付けて歩きやすくしてあります。
H14年の記録を見たら同じことを書いていました。でも,全く記憶がありません。私の記憶は当てにならないなぁ。
しばらくは赤倉沢沿いに進みます。左側が高い崖になっていて所々の沢に雪渓が残っています。この分だと山頂直下は大きな雪渓が残っているだろうなぁ。楽しみだ。昨日ますや食堂の店主も今年は雪が多いと行っていました。
右の崖の方からアカショウビンの鳴き声がピョロロロロ〜ンと何度も何度も聞こえてきます。
小さな沢をいくつか渡っています。H14年より沢がより深く崩れています。こうしてだんだん荒れていくんだなぁ。

6:22   標高680m 橋の架かっていない1回目の沢を渡る。
赤倉沢越え山頂まで4.5km,登山口まで1.7kmの小さな白い道標あり。
今年は水量が多く沢を渡る時に,石の上で滑って足を流れに入れてしまった。僅かだが登山靴に水が入り込んでしまい,しばらく気持ち悪かったが,いつの間にか乾いてしまったようで気にならなくなった。

第二の沢を越え相変わらず沢づたいに登っています。今年は水量が多いです。H14年はこの辺で青空がのぞいていたようですが,今年は雲がどんよりと覆っています。山頂からの展望は期待薄だろうなぁ。
歩き始めて間もなくタニウツギのピンクがきれいです。H14年に比べて今年は高山植物が少ないような気がします。
この辺で地元の人達5人組に抜かれました。この人達は山頂直下の大雪渓の足場切りをするために登っていくそうです。ありがたいことです。

6:47 標高835m  三吉ミチギ到着。   休憩。
山頂まで3.9km。最後の水場との道標があります。
ここの水はほとんど味がありません。まずくもありません。
ここまで来るまでに荷物が重く感じました。荷物の量を少なく軽くしてきたつもりなのですが。
時間を確認してみるとH14年より5分遅れています。
パートナーからもずいぶんゆっくり歩いていると言われました。
ここから,パートナーが先頭を歩き,ペースを上げてもらうことにしました。

6:56    標高850m  三吉ミチギ出発 休憩9分

7:43    標高1,250m   人見の松通過。
「苦しい。パートナーに着いていくのがやっとだ。息も足も辛い。調子が悪い。」
人見の松を過ぎると森林限界を超えたようで,樹木の高さが低くなっています。
ここからは岩場が少し続いています。でも,そんなに長くは続きません。

7:53    標高1,345m 人見の松の岩場を過ぎた所。
ここにヒメサユリが10本前後あります。まだ,蕾ですが野生のは初めて見たのでうれしい。

8:05    標高1,375m  叶の高手到着。
去年は熊の平避難小屋迄行ったのに今年は辛い。どうしたんだろう。トレーニング不足か?鍛えなくちゃ。
ここから避難小屋まで下っていきます。せっかく辛い思いで登ったのにもったいない。でも,下りは楽です。

8:16    出発。    休憩時間11分。
イワウチワのある小雪田通過。
去年に比べ1m以上は雪の量が多い。イワウチワもパラパラとしか咲いていない。「雪の量が多いなぁ。」

8:43   標高1,315m   熊の平避難小屋通過。
H14年はこの辺にツバメオモトが群生していましたが,今年はパラパラとしか咲いていません。
H14年に比べると周辺の草丈が高いような気がします。雪は多いのでしょうが,植物の生育はH14年より早いような気がします。

9:00    標高1,450m   バイウチの高手通過。
山頂まで0.5kmの道標あり。
「あぁ。大雪渓が見えるか。大雪渓が見えるか。苦しぃ。早く大雪渓に着きたい。」
地元の人の話では「バイ」とは猿のことで,「猿を撃つ高手」とのことです。
山頂に向かって左側の沢からその向こうの尾根に4グループ40匹位の猿がいるそうです。

9:06   標高   1,465m  朝日岳山頂直下の大雪渓に到着
「ここから行くのかな。休むのかな。」
地元の人達が大雪渓にスコップで足場を切っています。5〜6人でやっていますが上まで切るのは大変な作業です。足場を切らなければ雪渓を外して草付きを登るか,大雪渓を慎重に登るしかありません。ツアー登山者グループではとっても危険で登れないでしょう。ありがたいことです。

9:10   標高   大雪渓を登り始める。   休憩時間4分。
足場を切り終わるまで待つか迷ったが,我々は,足場を切ってもらっている最中から登り始め,すぐに草付きに回り込み山頂まで行きました。H14年はこの草付きが完全に凍っているところがあり,非常に緊張しました。今年はそのようなところが無く,少しは楽に登れました。それにしても低木の枝を支えに登っていったので緊張しました。
この写真では分かりにくいのですが,かなりの急登の大雪渓です。

9:30   標高1,624.2m    朝日岳山頂到着。
まだあまり人が来ていません。北側の崖近くに場所を取り休憩です。
風が強いので防風性の高いフリースを着込みました。このマムートの防風タイプのフリースは最高です。V(^_^)v

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