福島県 磐梯山

登山ルート;猪苗代スキー場登山口〜赤埴山トラバース〜沼ノ平〜弘法清水小屋〜往復
今回は山頂まで行かなかった。
標高1,819m

会津朝日岳の山開き中止になったので,磐梯山に登ることにした。
前日(6月11日土曜日)に只見町まで行って,山開き中止が分かった。
ますや食堂でチャーシュメンライス(私),ラーメンライス(パートナー)を食べていたら,役場の放送で明日の山開きは,残雪が多くて中止と放送していた。
ビックリ仰天。役場に行って状況を確認した。

6月始めに下見に行った結果では,登山道にかなりの残雪有り,また,雪のない登山道も樹木が登山道を覆っていて危険。下りでは登山道を見失う状況とのこと。
完全にあきらめた。車の中でしばらく気が抜けてしまった。
これから戻るか。車中泊して戻るか。車中泊して会津の山を登るか。など考えた結果,戻ることにした。次の日は山に行くかも不明の状態で戻った。

自宅に着いたのが22時過ぎのため,すっかり疲れてしまい,次の日はどこの山にも行きたくなかった。でも,次の朝起きたら疲れていたが,バンダイクワガタを見たくて磐梯山に行くことに急遽決定した。(パートナーの意志強固)

弘法清水小屋内にベテラン登山者がいた。外で休んでいたら出てきたので,以前案内してくれた方かと声をかけたら,その方は「K」さんだろうとのこと。
話をしていたら,小屋の主人が出てきて,「Kさんの知り合いか」と言って出てきた。
「店の中で休んで行け,コーヒーを飲んでいけ。」と言ってくれたので,小屋の中で休むことにした。
コーヒーと味噌汁をいただいた。味噌汁にはササ竹とウドが入っていて,美味しかった。

ベテラン登山者は「H」さんという名前だった。
写真が好きで磐梯山の花は一番詳しいだろうと小屋主人が言っていた。
登山者がコーヒーを注文し,300円払っていた。それを見て店を出るとき,「気持ちです」と言って千円差し出したがいらないと言われ,ごちそうになることにした。

Hさんにバンダイクワガタの咲いているところを教えてもらった。それと,ムラサキヤシオの白花のある場所も教えてもらった。お陰でバンダイクワガタの群生地を知ることができた。感謝,感謝。

登山途中まで「会津朝日岳に行きたかった。」と繰り返し嘆いたが,山を下りてきてからは,「良い山だった。」と大満足の結果でした。
トレーニング不足なのだろうか。下りの登山口近くでは膝がイッパイイッパイだった。
平成17年6月11日(土)
11:30   自宅出発
ガソリンを入れ,天山で石焼きビビンバを食べた。

下郷町のセブンイレブン側のじゅうねんアイス店(ソフトクリームが美味しい),野草販売店(他種類あった。コマクサまであった),物産販売店(今年も行者ニンニク600円もあった)に寄った。

途中,ルートを田島町を通らないで,昭和町を通るルートを行ったら,もの凄い峠で道は狭いしグネグネ道で往生した。
いろいろ寄り道したので,只見町体育館に着いたのは16時50分だった。

17時30分にますや食堂に行くつもりだったが,やることがないので17:10分にますや食堂に行ったら暖簾をしまうところだった。ぎりぎり間に合った。
ご主人は昨年に比べ元気がないようだった。ラーメンは麺が伸び気味だった。
平成17年6月12日(日)
9:32     標高685m   スキー場駐車場を出発
出発時間が遅いせいか,今日は結構暑い。風があるから耐えられるかも。
猪苗代スキー場には標高720mの標識版があります。
スキー場ゲレンデと磐梯山の展望です。


第一ゲレンデ途中でウドがありました。1本堀採りました。ウド掘りで5分ロスした。

10:05    標高m895m  第一と第二ゲレンデの間通過。
第二ゲレンデはゲレンデに向かって左側を登っていきます。
青年の家2.2kmの標識版が左手にあります。
少し登ったところの右草地にギンランがありました。パートナーが見つけました。ランの仲間だと言いました。でも,名前が分からなかったです。私がギンランかキンランだと繰り返し叫びました。自信ありげに言いましたが,全く自信はありませんでした。


10:34   標高1,040m 第二ゲレンデの中間より少し上で休憩。
ここから猪苗代湖がきれいに見えます。湖にはボートが数台走っています。
田圃の中を電車が走っています。ローカルな雰囲気がすごくいいです。
猪苗代湖です。

10:45   休憩から出発。 休憩時間10分。
風はあるけど晴れ。「あぁ,会津朝日岳行きたかった。」

また,少し登ったところにウドがあったので,3本掘り起こして採りました。
ウド掘りで5分ロスした。

11:26   標高1,100m。   第二ゲレンデ通過。


11:12   標高1,175m 天の庭通過。
ここは第二ゲレンデの一番高いところです。
ここから赤埴山トラバース登山道を進みます。

11:57   標高1,350m。   沼ノ平到着。
磐梯山がはっきり見えます。
風が強く冷たいです。とても休憩ができそうもないので,少し先に進むことにしました。

12:05 標高1,355m。 沼ノ平から少し進んだところに,右側に休憩によい場所があったので休憩。
磐梯山の展望です。

12:17   出発。 休憩時間12分。
暑いです。出発時は山頂にガスがかかっていましたが,今はすっかり晴れています。
この辺から櫛ヶ峰分岐あたりにバンダイクワガタがあると思うのだが,全く見あたらない。
かなりがっかりで疲労感が感じられる。

12:40    標高1,450m。   櫛ヶ峰の川上登山口方向分岐到着。休憩。
なんか疲れています。ここはお花畑です。イワカガミが群生しています。他にミヤマキンバイが多数咲いています。バンダイクワガタは見つけられません。
写真を撮っている年輩者に聞いてみたら,川上登山道の下の方に咲いていると教えてくれました。
ここからは櫛ヶ峰の眺めがすばらしいです。磐梯山の風景でこの風景が一番好きです。
12:50   出発。 休憩時間10分。
パートナーはイワカガミの写真を撮って全然休憩してません。「元気だなぁ。元気だ,ゲンキだ。げんきだぁ。元気だなぁ。それに引き替え俺は元気がない。」

13:04   標高1,540m 八方台分岐通過。
ここでは八方台登山口に向かう団体登山者がいっぱいいました。

13:08   標高1,575m    弘法清水到着。  休憩。

小屋の主人にコーヒーと味噌汁をごちそうになった。小屋内にいたベテラン登山者の「H」さんに渋谷登山道にバンダイクワガタが咲いていると教えてもらった。
行ってみたら大群生地だった。

    
弘法清水付近から安達太良山方向展望                 弘法清水付近から櫛ヶ峰展望

14:00頃  弘法清水出発。   休憩時間52分。

14:32 渋谷分岐を渋谷コースに進む。
渋谷分岐から5分ほど渋谷コースを進むと,ガレ場に出る。ここはバンダイクワガタが群生している。今が咲き始めのようだ。目的の花が見られて嬉しいです。
「H」さんに感謝,感謝。

15:00 渋谷分岐に戻り。
ここから沼ノ平の間にはハクサンチドリ,アオチドリ,ヅダヤクシュ,ヤマハタザオがあった。

16:05  標高1,170m   天の庭通過。

16:20  標高1,035m 第二ゲレンデ中間付近で休憩。
ここは上りで休憩したところです。

16:32  出発。 休憩時間11分。

16:45 標高885m 青年の家分岐通過。

ここは第二ゲレンデの下部分です。

17:10 標高685m 登山口到着。
「あ?。いい山歩きでした。」と私。出発してしばらくは会津朝日岳に行きたかったと言い続けていたのに。

登山終了後温泉に入って帰ってきた。良い温泉でした。一人700円です。
ここのアイスキャンデーは不味い。

途中咲いていた植物
ギンラン,イワカガミ,チゴユリ,マイズルソウハクサンチドリヅダヤクシュベニバナイチヤクソウヤマハタザオ群生アオチドリバンダイクワガタミヤマキンバイ,ムラサキヤシオ,ムラサキヤシオ白花,ツマトリソウ,フデリンドウ


途中囀っていた鳥
イワヒバリ,コルリ,ヤマガラ   

山菜
ササタケ,コシアブラ,ワラビ

登山口〜赤埴山トラバース〜弘法清水小屋(9:32〜13:08)
登り所要時間;3時間30分。歩行時間;2時間58分。休憩時間;32分。
弘法清水休憩時間;52分。

弘法清水小屋〜渋谷コース(一部〜赤埴山トラバース〜登山口(14:00〜17:10)
下り所要時間;3時間10分。歩行時間;2時間59分。休憩時間;時間11分

猪苗代スキー場登山口〜弘法清水小屋〜猪苗代スキー場登山口(9:32〜17:10)
総合所要時間;6時間40分。歩行時間;4時間57分。休憩時間;0時間43分
小屋休憩時間52分含まず
戻 る

  

次 へ
標高図
山行記録一  覧
ホーム
inserted by FC2 system