福島県 笠ヶ森山

登山ルート;下の登山口〜山頂往復

標高1,012.6m

登りも下りも花,とんぼ,蝶の写真を撮ったり,ミズを収穫したりで,時間はだいぶん余計にかかってしまいました。


週間天気予報で土曜日はあまり良くなかったが,前日の天気予報では土,日共晴れに変化した。土曜日は風は強いけど晴れました。次の日曜日は朝から雨でした。前日の金曜日も雨だったので,ほんの一日の晴れ間でした。よかった〜。

土曜日の朝起きてみたらかなり風が強く,予定していた額取山(安積山あさかやま)は風が強くてダメだろうと判断し,急遽「笠ヶ森山」に行くことに変更した。
森が深くなかなか良い山だったが,登山道に犬の糞か熊の糞か分からないのが,たくさんあって気持ち悪かった。後日,インターネットで検索したら,熊の糞はいろいろなタイプがあることが分かった。
コロ,コロとした犬の糞のようなもの,ベチャとした固まり状のものなどあるらしい。
あれは完全に熊の糞だと確信した。恐いよ〜。

朝5時に起きて5時半から9時近くまで,門作りをしていた。
その後,自宅を出発し途中コンビニによって,行動食を購入して出発した。

下の登山口には10:15分頃到着した。
ここには「笠ヶ森山下山口」の看板があった。ここから車道を900m登ると,「笠ヶ森山登山口」の看板がある。この下山口の看板をよく確認しなかったので,勝手に下の登山口と解釈してしまった。
そのため,下山口と登山口の合流地点に,「笠ヶ森山」と「下山口」の矢印道標があり,我々は下山口から登ったので,この道標の意味が全く理解できなかった。上の登山口(笠ヶ森山登山口)への道標がないため,上の登山口へ行けるのか不安になったので,今回は下の登山口の往復とした。
今まで登った山で二つの登山口に「登山口」,「下山口」と表示した案内看板は見たことがない。どちらを登山口にしたってかまわないだろうと思ったが,どうやら下の登山口は駐車場スペースが狭いので,上の登山口に止まらせようとの考えに思われる。

久しぶりの登山なのでさすがに標高差600mは疲れたと思っていたら,帰ってきてからよく調べたら,標高差はたったの380m余りだった。う〜ん,体力落ちてるなぁ。
10:35     標高630m  下の登山口出発
駐車スペースには1台も車がなかった。ここから登っている人はいないということかな。

歩き始めて5分弱で大き目の沢を渡る。車道に平行して流れている金喰川(きんはむかわ)です。この沢には渡る時に掴むための,ロープが張られているので,安心して渡れました。
しばらくは左に別な沢を見ながら,ダラダラ登りを進みます。登山道周辺は緑が濃くて自然感がいっぱいです。
登山道はよく刈り払いがされ,踏まれていますが,全く荒れていません。地面が柔らかい感じで歩きやすかったです。

沢には
カワガラスがいました。こちらの気配に驚いたのか,飛んでいってしまいました。
オオルリもいました。囀っていましたが見られた時は,囀りを止めてジッとしていました。

しばらく進むとまた沢があります。この沢には丸太4本組み合わせた橋が架かっています。が,真ん中の1本は腐りかけていて,ちょっと恐いです。
パートナーは恐くて渡れないので,私が手を貸しました。

少し急になったところで,
山菜のミズがありました。帰りに採ろうと言いながら先に進みました。


11:35   標高820m付近   上の登山口分岐通過
この分岐の手前はミズの群生地でした。といっても登る時には気が付かず,下りの時にいっぱいあることに気が付きました。
沢付近に群生していて,沢山の実を付けています。秋が楽しみです。

この分岐から少し進むと,いよいよ150m急登の始まりです。
途中ロープがありゆっくり登れば,そんなに苦しくはないです。

途中に
ササバギンランがありましたが,帰りにはどこに咲いていたか,見つけられませんでした。気が付いた時に写真を撮っておくことを,改めて感じました。

12:23 標高1,012.6m  笠ヶ森山山頂到着
山頂に出たらかなりの強風です。ゆっくり食事もできない状態で,おにぎりとパンを食べて,早々と退散しました。

12:45 笠ヶ森山山頂出発 休憩時間20分

急勾配を下り終わった頃に,男性単独登山者とすれ違いました。
上の登山から登ってきたとのことでした。ピストンしたようです。

少し歩くとまた男性単独登山者とすれ違いました。
この方とは全然言葉を交わしませんでした。下の登山口手前で追い越されました。
この方も下の登山口からのピストンだったようです。


13:20 標高820m付近 上の登山口分岐通過
計画では下の登山口から登り,上の登山口へ下りるつもりでしたが,この分岐には下山口と山頂の矢印道標しかありません。
上の登山口への道標がないと言うことは,登山道が整備されていなくて,荒れている可能性があるので,初めての道なので上の登山口へは,下りないことにしました。

下の登山口についてから,よく看板を見たら「下山口」と書いてありました。
上の登山口に行ってみたら,「登山口」と書いてあります。
つまり,この分岐は下山口に下りることのみを前提に,道標を立ててあるので,上の登山口すなわち「登山口」への道標は立てていないと言うことだと思われます。
これって不親切に思う。

この分岐から少し下りると沢があり,その周辺はミズの群生地でした。結構採ってきました。実も付いていたので,秋が楽しみです。


14:25 標高630m 下の登山口到着
何かあんまり疲れないで終わりました。
途中でコーヒーも飲めない位虫がいたので,ここの駐車スペースでコーヒーを飲みました。

この後,上の登山口まで車で行って,確認してきました。
上の登山口までは約900mあります。車道を通る車が意外に多いので,登山口間の歩行は十分注意が必要です。
車道を900mも歩くのなら,どちらかをピストンした方が良いような気がします。

自然がいっぱいで楽しい山でした。また来たいけど,熊さんがいっぱいそうで恐い山です。

途中咲いていた植物
イチョウラン,ササバギンラン,ユキザサ,ホウチャクソウ,その他不明種。
ユキザサは良い写真が撮れた。
ササバギンランはパートナーが帰りに撮ろうと考えていたが,どこに咲いていたか見つけられなかった。「その時に撮らないとダメだねぇ」と反省した。
ホウチャクソウは茎を触ると角張って四角い感じを受けたので,アマドコロ,との判断がなかなか付かない。多分ホウチャクソウで良いと思う。花の付き方で判断した。
ネットによるとホウチャクソウは枝分かれするそうだ。

途中見た鳥
カワガラス,シジュウカラ,ヒガラ,エナガ

途中囀っていた鳥
ミソサザイ,ヤマガラ,コルリ,ウグイス,ホトトギス,ツヅドリ,ヤブサメ,

山菜
ミズ(ウワバミソウ)

茎をすり鉢ですり潰してみたが,全然粘りが出なかった。茎の根元だけ粘るのかな。

途中見たチョウチョとトンボ
トンボ;ムカシヤンマ♀


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標高図
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