岩手県 経塚山 登山ルート; 夏油温泉登山口→林道歩き→林道終点→経塚山山頂→林道終点→林道歩き→夏油温泉登山口 標高; 1,372.6m |
パートナー念願のタカネグンナイフウロを見に経塚山に登ってきた。山開きが6月14日(日)なので,前日が良いだろうと計画を立てたが,土曜日の天候が週間予報ではあまり良くないので,ずいぶんイライラした。金曜日の朝の天気予報では朝のうち雨が残るかもしれないが,その後回復するとのことなので,大いに期待して現地に向かった。 林道歩きは1時間あったが,周辺を楽しみながら歩いたので,精神的には負担にならなかった。 林道歩きではさすがに花は少なかったが,1,006mピークのトラバースを過ぎ,尾根歩きとなってからは,いろいろな花が見られ楽しい山歩きとなった。ただ,花の種類は多いが数が少ない印象だったので,若干物足りなさを抱いて歩いていた。 水場を過ぎた頃から,がぜん花が多くなり,十分に堪能することができた。 目的のタカネタカネグンナイフウロは山頂付近にかなりあったが,15名の団体登山者と行動がぶつかり,のんびり撮影できなかったのがいささか残念だ。 さてさて, タカネグンナイフウロですが,以前に早池峰山から鶏頭山の縦走時に,他の登山者から経塚山にタカネグンナイフウロがあると聞いていました。 現地で団体登山者の人たちも口々にタカネグンナイフウロと言っています。 ところが,図鑑によると経塚山にはチシマフウロがあると記述があります。 私には正直どちらなのか判別することが出来ませんので,図鑑に記述されている「チシマフウロ」を採用することにしました。 下山時の林道歩きは,楽しみながら歩いたので,時間がたっぷりかかってしまいました。 登山道は笹や植物が覆っているところがかなりあり,しかも10センチ前後の小さな石が散在し,木の根が張り出しているなどして,かなり歩きにくい状況もありました。下りでは思いの外時間がかかってしまいました。 久しぶりの長歩きなので,膝などが痛くなりました。 |
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23:45頃 夏油温泉に到着。 心配していたトイレがすぐに見つかりトイレをすませ,「元湯夏油温泉」の駐車場で車中泊。 00:00 携帯を朝4時30分にセットして就寝。 車にセットしている棚の下の段が狭くて,寝ているとき窮屈だった。以前から気になっているのだが,解決策を検討中だ。寝ているときに変に力を入れたら,腰を痛めたようだ。 6月13日(土) 4:20 起床。 4:30にアラームをセットしていたが,4:10には目が覚め4:20に起床しました。 車内に目隠しをしていなかったので,外の明るさで目が覚めたようです。 旅館前の駐車場からトイレ前の駐車場に移動し,トイレをすませていたら,5時頃には車が1台到着し,小さなザック一つ背負って出発した女性がいました。「牛形山に行ったのか,山菜採りか」と話していたが,なんと,お坪の庭を少し越えた当りで下山してくるところに出会いました。パートナーが聞いた話では金明水小屋まで行って来たらしい。その異常な早さにただただ驚くばかりです。食事をし,山行用のお湯を沸かして出発準備をしていると,男性単独者が6時頃出発していきました。この登山者とは山頂手前ですれ違いました。 6:20 標高580m 夏油温泉登山口出発 登山口から「元湯夏油温泉」を左に見て,鬱蒼とした「一部丸太階段がある登山道を上ります。とっても雰囲気がよいです。 少し上ると元湯夏油温泉からの登山道と合流しました。 「ガイド本等によると温泉の裏側から上るようになっているが,登山道を付け替えたのだろうか。」 6:30 標高615m 最初の林道。 分岐に経塚山6.9kmの道標有り。 いよいよ長い林道歩きかと思っていたら,少し歩いた先で行き止まり,「天狗の岩」の案内板があり,その手前から右に山道歩きになりました。 少し上ると右からの合流道で,あとから上ってきていた人と会いました。この辺一体の管理人さんで近道をしてきたようです。帰りにこの道を降りようとしたら,藪こぎ状態に見えたのでやめました。 6:42 標高690m 2度目の林道。 経塚山6.5km,夏油温泉0.5km, 牛形山3.6kmの道標有り。 いよいよ長い林道歩きです。 林道周辺にはフキがたくさんあります。帰りが楽しみです。 林道終点まで山菜を探しながらのんびり歩いてきた。アイコ,ミズ,フキがたくさんありました。また,ノビネチドリもありました。写真に撮りました。 花撮影などで5分ほどロス。 7:28 標高700m 沢到着。 休憩。 いきなり大きな沢に出ました。 サイトなどでは林道終点は広場になっていて,そこからかなりの急下降で沢に出ると書いてあります。でも,ここは広場にはなっていませんし,急下降にもなっていません。 また,別なサイトでは林道が崩壊しているとも書いてあったので,どうやらここがその崩壊場所らしいですが,規模がかなり大きく道路が崩壊した程度ではありません。 「どっから渡ったらいいのか分からん」 沢の向こうを見たら林道が続いているようなので,大規模土石流が発生して沢が出来てしまったのでしょうか。 7:41 標高700m。 沢徒渉開始。出発。 休憩時間13分。 ここは下図のように沢を渡った。さすがにストックを出して渡る必要があった。緊張した。 沢を渡り切ったら「経塚山登山道」経塚山4km ,夏油温泉3kmの道標有り。 沢から少し歩いたら林道終点で狭いけど広場になっていました。ここから急下降です。ここにも道標がありました。沢への降り口が分かりにくいだけにありがたい道標です。 |
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