宮城県 屏風岳−南屏風岳(2010年10月11日(月)祝日

登山ルート;蔵王エコーライン登山口→刈田峠→前山→杉ヶ峰→芝草平→後烏帽子岳分岐→屏風岳→南屏風岳→南屏風岳の少し先→南屏風岳→屏風岳→烏帽子岳分岐→ろうずめ平(烏帽子岳鞍部)→澄川林道

標高;屏風岳1,825m 南屏風岳1,810m

仙台峰友会の有志企画山行(企画:Oさん)に参加。
会長とOさんの車2台に分乗。
当初聞いていた予定は,刈田峠→屏風岳(芋煮会)→往復だったが,屏風岳山頂で,会長から「会長とOは刈田峠に戻るが,他の7名は後烏帽子岳鞍部へ下りて,澄川林道登山口に向かうこと。沖,Oは車を澄川林道登山口まで回して待っている。」と言われた。「え〜っ?地形図を持ってきてない。」 幸いSさんが地形図を持ってきていたので,安心して進むことができた。
屏風岳山頂では風が強くて芋煮ができないので,南屏風岳まで行くことになった。南屏風岳に着いても風の強さは変わらない(当たり前だな)ので,さらに不忘山方向に5分程下りたら,風の当たらない休憩に適したところがあったので,そこで芋煮をやることに決定した。
昼食時の芋煮用に各自水を500cc持参したが,半分位の量で済んだ。きのこが沢山入っていて美味しかった。重い荷物を背負ってきた会長,Nさんに感謝,感謝だ。
今日は会長の誕生日なので,Nさんがバースデーケーキを持ってきた。皆さんでお裾分けに預かり美味しく頂きました。
さらにさらに,Nさんはハエトリシメジを数本持参し,ホイル焼きにして振る舞ってくれた。醤油の香ばしさとハエトリシメジの濃厚な旨味がとても印象深く美味しかった。ハエトリシメジは初めて食べることができた。以前から一度は味わってみたかったキノコだった。
今回のコースは総歩行距離12km余りあり,1週間前の雁戸山登山では,3ヵ月ぶりの登山のため,肺が苦しくなって,途中で撤退してきただけに,一抹の不安があった。しかし,下りが主体のコースだったので,心肺機能への影響が少なく歩ききることができた。歩き終わってから人知れずホッとした。ろうずめ平から澄川林道登山口にはスギヒラタケが至る所に発生していた。ミノさんのみが一生懸命取っていた。他にヌメリスギタケ(モドキ?)やナラタケも採れた。

刈田峠から南屏風岳までは風とガスで展望がなかったが,下山はガスが上がり,風も止んだので,それなりに紅葉を楽しむことができた。今回も会長とOさんが車を回してくれたので,登山口と下山口が違うところに下りられた。私ら夫婦二人ではできない登山コースだったのでとても有りがたかった。
7:38    標高1,515m  刈田峠登山口駐車場出発
会長の車の駐車スペースがないので,登山口からかなり先まで行ったようです。Oさんの車で来た我々3人は準備をして登山口で待っています。
風がビュービューと吹き抜けていきます。雨具の上を着込みましたが,かなりの寒さです。樹林帯に入り込めば風を防げることを期待しています。
駐車場で登山支度をしていたら,隣の車の単独登山者が「どこまで行くのか」などと話しかけてきました。質問に答えていたら,その単独登山者は駐車場からいっこうに出発しません。
登山口で会長達を待っていると,その登山者も我々の側から離れようとしません。
会長達が登山口について,「さあ行こうか」と声を掛け合ったら,その単独登山者も「さあ行こう」みたいなことを言って,我々9人の列の5番目について歩き始めました。「なんだぁ,こいつ」と思ったのですが,そのまま無視していました。後で会長達から,O車グループの誰かの知り合いかと思った。そうです。
この単独登山者は結局南屏風岳まで付いてきました。我々がその先に進もうとしたら,ついに「ここで失礼します」と言って引き返していきました。出発時には何の挨拶もなく勝手についてきたのです。不思議な人でした。

8:13  標高1,684m。 前山通過。

 

8:32 標高1,745m 杉が峰到着。休憩

8:40  杉が峰出発。 休憩時間8分

相変わらず風とガス。

8:55   標高1,670m付近  芝草平入口到着。  休憩。
ここには休憩用のしっかりとしたベンチがあります。Oさんから「時間調整とガス晴れ待ちで20分休憩」と言われました。相変わらずのガスですが風は当たらなくて良い場所です。
 
チングルマの葉は茶色に変色していました。もう少し鮮やかな赤なら奇麗です。
 

9:10  芝草平入口出発。 休憩時間15分。
20分休憩の予定が15分で出発です。峰友会の皆さんはせっかちなのか,のんびりと休憩を取れない人達ばかりです。(笑)

9:45   標高1,825m 屏風岳到着。  休憩。
ここで昼食の予定ですが,時間が早すぎます。風も当たります。芝草平まで戻るか,南屏風岳まで行くかなど,いろいろ話し合った結果,南屏風岳まで行くことになりました。
この場所で会長から「会長とOさんは車を取りに刈田峠に戻るが,他のメンバーは後烏帽子岳鞍部に下りて,澄川林道登山口に向かうよう」言われました。地形図も持ってきていないし,初めてのコースなので,かなりビックリしましたが,Sさんが地形図を持ってきていました。

8:55   出発。 休憩時間10分。
南屏風岳に向かい出発。出発時間確認しませんでしたが10分程度だと思います。

10:27   標高1,810m 南屏風岳到着。 休憩。
風がビュービュー吹いています。ガスも相変わらずかかっています。
 
風を避けて全員が座って,なおかつ芋煮鍋をやる条件の場所はありませんでした。
Nさんが不忘山方向にさらに進んで,場所探しをしてきました。どうやら風を避けられる場所があったようです。

10:45   南屏風岳出発。  休憩18分。
風を避けて不忘山方向に出発。

10:50   標高1,750m付近  登山道脇ザレ場で休憩。
登山道脇に少し傾斜がついていますが,なんとか座れて芋煮ができるザレ場がありました。
昼食開始です。芋煮ができるまでいろいろなものが出てきました。Nさんがハエトリシメジと会長の誕生日祝いのケーキを持ってきました。どちらも美味しく頂きました。
食事中に風向きが変わって,風が当たるようになってきましたが,寒さはそれほど堪えませんでした。

12:00   標高1,750m付近出発   休憩時間1時間10分。
昼食タイムを十分に楽しんでいざ出発です。

南屏風岳から屏風岳にいたる尾根上から水引入道と不忘山が奇麗に見えました。
水引入道です。この辺りだけ紅葉がきれいでした。
 
不忘山への稜線です。中央一番高いところが不忘山です。
 

12:55   標高1,817m  屏風岳到着。
途中の水引入道と後烏帽子岳の紅葉がきれいでした。
ここまで風景撮影で10分ロス。

13:14   標高1,735m  倉石秋山沢コース分岐到着。 休憩。
ここでいよいよ会長とOさんと別行動です。

13:18   倉石秋山沢コース分岐出発。 休憩時間4分。
ミノさんがトップで,KWさん,私,パートナー,Sさん,SKさん,Nさんの順で歩き始めましたが,ミノさんが異常に速く歩いていきます。手綱を解き放たれた馬のようなスピードです。皆さんから「速すぎ〜」と声がかかるのですが,まるで聞こえないみたいに,一人だけどんどん進んで行きます。パートナーから「Dさん,前に行って」と声がかかりました。SさんやSKさんからも同様の声がかかりました。私は「でも,KWさんの前に出ていいのかなぁ」と言ったら,KWさんから「かまわないです。前に出て下さい」と言われ,私が2番手になりました。ミノさんは一人で先に進んでしまいますが,他のメンバーはゆっくりと歩いていきました。

緩い上り坂を10分弱進むと,会長から言われていた,急下降に取り付きました。
なるほどかなりの急下降で,ロープの連続です。
 

14:11   標高1,510m  ろうずめ平到着。 休憩
急下降が緩やかになり,少し歩いたら広場状の丁字路に,突然のように出ました。ここが後烏帽子岳と澄川林道への分岐点です。決して見落とすことがない立派な道標が設置されていました。
 

14:20   出発。 休憩時間9分。
ここから分岐(左折)して股窪十字路に向かいます。

14:54   標高1,360m   股窪通過。
道標有りますが,よく見ないと分からない小さな道標です。聖山平に向かい直進します。
少し進むと股窪沢がありました。予想していなかったので,かなり戸惑いました。澄川の沢にしては近すぎると思いつつ通過しました。地形図がないので確かめられません。

15:26   標高1,360m 眺望良いところで休憩。
ここには風雪に耐えてきたかのような,ダケカンバの巨木がありました。
展望を少し楽しんでから出発しようとしたら,立木にヌメリスギタケ(モドキ?)が発生しています。みんなでストックを使い採りました。

15:36   出発。  休憩時間10分。
みんなでキノコ採りを楽しんで出発です。

澄川の沢に出ました。徒渉を心配していましたが,大きな飛び石があり,難なく渡ることができ,チョッと拍子抜けです。

15:52   標高1320m 聖山平到着
ハァー,やれやれ到着しました。3ヵ月ぶりの長歩き登山だったので,少々疲れました。
 

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