宮城県 大東岳 登山ルート;(裏コース本小屋登山口(8:15)〜雨滝〜けやき沢〜北石橋分岐(きたしゃっきょうばし)〜(10:56)樋の沢小屋(とおのさわこや)〜往復) 標高1,365.8m |
当初の予定で小東岳を目指して,車で林道を進んだが,途中で林道が残雪に覆われていたので引き返した。 何処に行こうか迷ったが,大東岳駐車場に車を止め少し考えることにした。 体調が悪くすぐに大東岳に行くか,車の中で小休止してから行くか,それとも,やめて帰るか悩んだが,荷物を少なくして大東岳に行けるところまで行くことにした。 下りを裏コースにとると長い林道歩きがあるとのことなので,裏コースを登りにとることにした。 途中で戻ってくるとしたら,長い林道歩きで戻ることになるとは考えなかった。 天気予報では一日曇りだが,日差しがあり回復傾向になると思ったのが判断を誤らせた。 樋の沢小屋から先は沢に雪渓がある状態で,単独行では危険を感じて進めないと判断し引き返すことにした。 この頃から小雨が降り始めていたが,天気予報は回復傾向とのことなので,山を下っていけば晴れるだろうと思っていた。 小屋から1時間も下ったところで,いよいよ本降りになってきた。 カッパの上を着たのだが,その時,カッパズボンは履くのが面倒なのと,後1時間も歩けば着くだろうと考え履かなかった。(その結果が大変な目にあった。カッパは面倒がらず上下を着込むことが大事だ。痛切に感じた) 登山口に着く頃には下着パンツまでびしょ濡れになり,自宅に帰ってからは風呂に入っても寒気がとれず,湯たんぽ2個を抱いて寝る羽目になった。その後風邪が悪化し,2週間も咳が止まらず,夜に何度も目が覚め,日中は眠い状態と倦怠感が続いた。登山4日後に医者に行って薬を貰って飲んだが,何とか落ち着くまで更に4日位かかった。 また,途中で足を滑らせ左膝内側を,地面にあった石にぶつけてしまい,1週間ほど歩くとき違和感があった。その後2週間経っても若干の違和感が残った。 改めて振り返ってみると,宿舎を出発するときから風邪気味で,登り途中から咳き込んでいた状態だった。正常な判断が出来ない状態だったのでないか。 カッパについてはズボンを履くときに,登山靴のままカッパに足を通すのがためらわれた。いつもならそのようなことがないのに。また,ファスナーが噛むので面倒な感じがした。 6月12日の会津朝日岳のトレーニングを兼ねての思いがあり無理をした気もする。 いずれにしても一歩間違えは遭難してもおかしくない状況だったと思う。 |
|
初めは幅広の登山道です。 6月25日登山の時には丸太橋は有りませんでした。 水梨の沢を渡るしか有りません |
8:15 標高350m 本小屋登山口駐車場を出発 ここからやや登りが感じられ,山道ぽっくなりました。ここで山菜採りのご夫婦とすれ違いました。地元の人みたいだ。 9:02 標高455m付近 シラネアオイ咲いていた。 この辺に群生まで行かないが結構ありました。どれも満開でした。 ここ以外では見つけられませんでした。 (この辺から気管の調子がおかしかった。しゃべるたびに咳が出そう。後でICレコーダーを聞いて解った。) 9:05 標高455m。 4本束ねた丸木橋通過。 この丸木橋は斜めにかかっている。雨に濡れて非常に滑る。丸木橋を渡らないで沢に降りて通過しました。 |
雨滝です。登山道から3m暗い登ると,滝に近づけます。 登山道の周りはニリンソウの群落です。 |
9:11 標高490m。 雨滝通過。 ここには雨滝と樋の沢3.3km,小東峠5.1km本小屋2.7kmの道標有り。 「ゴホ,ゴホ」と咳が出ています。後でICレコーダーを聞いて解りました。(ここで一回休憩をとろうかなと思い迷いました。) 大きな岩盤の上から水が雨のように降り注いでいます。流れではなく雨です。 写真に撮りましたが上手く写っていないようです。 ここにはニリンソウが群生状態です。「きれいですねぇ。」 相変わらず気管の調子がおかしい。このとき無理したのが後々大変な目に遭うとは思ってもいなかった。 ここまでに白いスミレ,タチツボスミレ,イカリソウ,チゴユリが咲いていた。 雨滝から少し先の登山道両側がニリンソウのプロムナードです。大群落地帯です。 七つ森の登山道と同じ位すごいです。 9:26 標高565m 石のベンチ有るところで休憩。 眺めが少しいいです。木が覆い茂っているのが残念だ。 「ゴホ,ゴホ,ウ〜っ,気管の調子が悪い。」 10分位は休むつもりだったが,ウンコ臭い匂いが強いのですぐに出発することにしました。 |
9:35 出発。 休憩時間9分。 ここでフリースを脱いだ。結局休憩時間は通常位かかってしまった。 完全に陽が上がりました。 「おう。このへんにシロヤシオツツジが満開だ。きれいだ。」 この辺はシロヤシオツツジの群落地みたいです。 少し先に進んだら裏磐司に着きました。 樋の沢2.7km,小東峠4.5km,本小屋3.3kmの道標があった。 ここにも石のベンチがありました。ここで休めば良かった。 だんだん咳が出てきました。ゴホゴホ。 この辺に大きなショウジョウバカマが咲いていました。 少女のイメージからかけ離れているよう大きさです。 この先にも大きなショウジョウバカマが沢山咲いていました。 9:42 標高575m 大きめの沢を渡る。 山寺10.2km,大東岳4.3km,本小屋4.2kmの道標有り。 左右への分岐道になっています。ここでは右に行きます。どちらに行ったらよいのか若干悩みました。左側への分岐道は何処に通じているのだろう。 ここまで登山道ははっきりした道になっているが,所々に分岐や幾つか付け替えられているところがある。若干道行きに悩むところがあるが,赤布,道標,赤ペンキを確認しながら慎重に進むと迷うことはないだろうと思う。 今の沢を過ぎて,ひと登りしたら大きな平地のところに出ました。 ここは新緑と沢との風景はすごく良いところです。 「いい雰囲気の所だなぁ。写真撮ろうかな」 ここも休憩には良いところです。 |
|
|
|
|
|
|
|