宮城 不忘山(硯石登山口→不忘の碑往復)山行記録2

登山ルート;硯石(旧南蔵王キャンプ場)登山口→不忘の碑→硯石(旧南蔵王キャンプ場)登山口

標高;不忘山1,705.3 m

岩手県の七時雨山と姫神山を登って以来,十日ぶりの山行だ。
以前から登ってみたかった,硯石から不忘山に登ってみた。週間天気予報では土曜は天気が良かったのだが,金曜日になってから天気が思わしくなく,日曜日の方が良いと変わったので日曜日に登った。
蔵王方面に向かう途中の,蔵王連峰は山頂付近が厚い雲に覆われている。
登山口付近では晴れて風もなく,山頂まで行けると思ったが,樹林帯が終わった頃から,風とガスが強くなり,不忘の碑で撤退してきた。不忘の碑から山頂までは道もしっかり付いているので,登下降は問題ないと思っているが,下り途中のガレ場はガスが濃くかかると,道を失う恐れを感じたため,山頂を諦めて撤退することにした。
少し無理すれば山頂まで行けたとの思いが強く,内心ジクジたる思いがあったが,下り途中で小雨が降り始めたりして,判断は正しかったと自分に言い聞かせている。

硯石(旧南蔵王キャンプ場)登山口の標高は,地形図で715mになっているので,高度計を715mに合わせて登ったが,不忘の碑で標高1,600mを表示していた。過去のデーターからここの標高は1,630〜1,635mであり,地形図も1,640mに「碑」の記号がある。
天候が下り坂のために1,600mになったのか,地形図の登山口位置715mが,実際には745mなのか,今後何度か登る機会があると思うので検証してみたい。
7:40    標高715m   キャンプ場登山口出発
登山口の案内看板には,不忘山まで水平距離4kmとなっていました。


50m程進むと木立の中にトイレがありました。使えるのかと不安になるほどの外観ですが,内部はよく清掃されていてきれいです。管理している方達に「感謝」です。
トイレです。

登山道の歩き始めは水平移動の感じです。
 

初めの広葉樹林から次第に杉林になってきました。

7:55   標高800m   少し急斜面通過中。
一時杉林がありましたが,広葉樹林になってきています。ブナとナラの巨木林です。自然豊かですごくいい雰囲気です。


8:10 標高940m     急登通過中。
相変わらず幅広の登山道を歩いています。喘いでいます。

8:25  標高1050m  大岩通過。
大岩のあるところを通過しました。写真に撮ってみましたが,近すぎてデカイです。
この辺から大岩がたくさん出てきました。
   
写真に撮ってみましたが,近すぎてデカイです。

8:31   標高1,105m   急登終了。
第1回目の急登が終了しました。地形図ではここから600mほど緩斜面歩きです。
周辺部は相変わらず広葉樹の林です。
登山道が自然豊かで段差が無く,あまり滑らないので登るのが楽で助かります。
ここの緩斜面歩きは非常にさわやかで気持ちが良いです。周辺のナラ林が自然豊かでホントにいい雰囲気です。ブナ林よりいい雰囲気に感じます。

8:40  標高1,160m  休憩。
1時間たったのできちんと休憩します。最近は1時間過ぎても,休憩を取らずに先に進んでしまい,あとで疲れが出てバテ気味になることが多いので,意識して休憩を取ることにしました。
周辺はナラに混じって大きなブナもあります。この先を見ると次第にブナも多くなるようです。
 
 
8:50   出発。 休憩時間10分。
ホントにいい休憩場所でした。

ホントにいい雰囲気の登山道です。昔は相当歩かれた雰囲気があります。登山道に以前の荒れた名残が残っています。

登山者と誰も会いません。そう言えば駐車場にも車が1台もありませんでした。

標高1,215m付近
ウメバチソウが1個咲いていました。この先たくさん咲いています。でもさすがに盛りを過ぎています。ヤマハハコもありました。
エゾオヤマリンドウもありました。

9:26 標高1,260m  樹林帯抜けた。
樹林帯を抜けたところの登山道にアオダイショウがいました。ちょっとビックリ。
こんな標高の高いところでも,まだ冬眠していないんですねぇ。
朝方,樹林帯の中で風が吹いているように感じたのですが,今は穏やかです。「良かった。」

9:15   標高1,335m  開けたガレ場到着。
岩の要所に黄色マークが付いています。この最初のガレ場は規模が小さいです。

ここのガレ場に出る少し前には,昔に整備した階段状の名残があります。昔から相当登られていたのでしょう。
ここから後を振り向くと,下界の展望が一気に開けています。湖や田が広がっています。


9:30   標高1,430m  大きなガレ場到着。
ここには道標があります。トリカブトがありましたが,場所がちょっと離れているので写真が撮れません。ここに道標がありましたが,朽ちていて文字が読めません。
   
ガレ場の中にキノコがでていました。種類は不明ですが,木の根に共生しているのでしょうか。
 

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