宮城県 七峰山(ななうねさん)→鳩原峰山,烏鳥屋山(からすとややま)
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亘理町の阿武隈川から小斎峠までの踏破を目的に,七峰山から三門山を目指してみた。登山口も登山道もあるのかどうか不明だったので,ヤブ歩きを覚悟していた。 橋本はヤブ歩きを想定し,作業服など着込み対応したが,Nさんは会長から目的もヤブ歩きも聞いていなかったので,ごく普通の登山着で参加してきた。 西山からスタートしたが,神社裏からヤブ歩きが始まり,歩行時間5時間の内4時間は,背丈3m以上のササタケが30p前後の間隔で密集している所や腰まである茨の密集地か,杉間伐材がゴロゴロあり,その上に杉枝が覆い被さった急峻な杉林などの歩行だった。 地形図を持参したが藪中では見通しが利かず,かなり苦戦を強いられ,時には現在地に確信を持てない状況が度々あった。 烏鳥屋山へは濃いヤブに行く手を阻まれ一度は断念し,尾根状を鳩原峰山を目ざし,そこから改めて烏鳥屋山を目指すことにした。鳩原峰山へも途中のヤブが酷くて,迂回をしながらなんとか山頂に到着した。 鳩原峰山から改めて烏鳥屋山を目指そうとしたが,この先も藪がかなり深いのと,すでに午後2時近くなので,烏鳥屋山までは時間的に厳しいと判断し断念した。 幸いなことに(と言っていいのか)鳩原峰山の山頂まで,地形図に無い作業道路が延びていたため,これを利用して車道まで出ることにして下山した。 車道を緒名太神社鳥居へ向かって歩いていく途中に,小山農村公園があった。ここからなら烏鳥屋山山頂に行けるのではないか,と,会長の一言で三度目の挑戦を試みた。 途中転げ落ちそうな急斜面もあったが,間伐材と杉枝が覆っているため,滑り止めになり喘ぎながらも登り切り,ついに中烏鳥屋山山頂に到着した。会長の執念が実った登頂だ。小休憩の後,東烏鳥屋山を目ざし出発。こちらも踏破し下山した。 中烏鳥屋山に着いた頃に雪が降り始め,鳥居に着いた頃には雪が強くなり,日も落ちかなり暗くなってきた。鳩原峰山からの烏鳥屋山への踏破を断念したのはやはり正解だった様だ。 今回の山行で三門山への道筋も見えた様に思える。次回に期待したい。 |
9:15 標高10m 鹿島緒名太(おなた)神社鳥居出発。 取りあえず緒名太神社を目指します。その後に西山に向かいます。 9:30 標高50m 鹿島緒名太(おなた)神社到着 拝礼し緒名太神社右側に回り込み,西山最高高度に向かいます。笹と茨が疎らにある藪中を進みます。踏み跡はありません。 9:35 標高50m 西山到着。 標識はありませんでした。最高点と思われる所を山頂としました。 尾根伝いに僅かな踏み跡が見えます。 西山から尾根沿いに歩いて斜面を下ると沢に出ます。珍しくシュロ?の木がありました。 一度神社参道のカーブのところに出て,七峰山に向かって尾根を一つ越えた沢を詰めると,石灯籠が2基ありました。ここからNさんはさらに沢を詰め,会長,私,パートナーは沢を横断し,尾根を直登しました。 分かり難いですが,沢奥に石灯籠あります。 9:50 標高50m。 採石場到着。 休憩。 一面広い採石場の広場になっています。 採石場で行く方向と阿武隈川方向の写真撮りました。 9:55 採石場出発。 休憩時間5分。 ここで服を1枚脱いだりしました。私はそのままです。あまり暑さを感じません。 七峰山への登り口が分かりません。取りあえず採石場を登り始めましたが,かなりの急登と斜面が凍り付いていて滑ります。私は左側の藪中に逃げました。会長もパートナーもヤブに入って登ったようです。Nさんは採石場の壁を登ったようです。 10:12 標高110m。 七峰山の尾根に到着。 尾根直下はヤブこぎになりました。 尾根の先に採石場に下りる道がある様に見えますが,こちらも変わらず急下降です。 ここから山頂に向かっては測量のためか刈り払いがしてあります。「これで取りあえず山頂までは行けそうだ。」 10:15 標高124m 七峰山到着。 休憩。 山頂は少し広めに刈はらいされています。休憩で腰を下ろせる広さがありました。この刈り払いは毎年行われているのか不明です。唯一木札が取り付けてありました。 記念写真を撮りました。 10:20 七峰山出発。 休憩時間5分。 いよいよ縦走開始です。ここからは背丈以上のササタケが密集しています。ただ,尾根状にはやや踏み跡らしきものが見受けられます。 小さなアップダウンを繰り返しながら,尾根筋を外さないように進んでいます。 全体に密集したササタケをかき分けながら歩いています。幾筋かの微かな踏み跡が見えますが,人の踏み跡か獣道かよく分かりません。 11:13 標高100m 100m小ピーク到着 ここから烏鳥屋山に向かうと会長から言われました。急遽尾根を外れて,小ピークを下るも,行く手のヤブが酷くてやむなく断念しました。ササタケと倒木・ツル性植物が混在したヤブで,前進するにはかなりの体力を消耗しそうです。 左に迂回しながら100m小ピーク手前の元の尾根筋近くの沢に出ました。 ここで昼食を取ることにしました。私が焼き肉プレートと牛肉を持参しましたが,タレを忘れてしまい,せっかくの高級牛肉も台なしです。「痛恨の失敗だぁ。」 30分間の昼食後,鳩原峰山(177m峰)を目ざし尾根状を進みましたが,一段とヤブが濃くなり,迂回して一度沢に下り,杉林を野次のピークを目指した。 迂回した沢に作業道があり,角田方向に進み途中から杉林に入り,ピークを目指すが,こちらもかなりのヤブ。 13:40 標高177m 鳩原山(177m峰)到着。 ついに到着しました。ここまでササタケのヤブが酷くて見通しが殆どありませんでした。 地形図に無い作業道がありました。 13:50 鳩原峰山(標高177m)から西烏鳥屋山を目指す。 時間的に厳しいと判断し断念。鳩原峰山からは地形図に無い作業道が有りそれに沿って下山。 14:25 標高40m 産廃処理中間施設到着。 ここからは舗装された車道歩きになりました。赤い矢印の先から下りてきました。 15:05 標高10m 小山農村公園出発。 ぶらぶらと車道を歩いてきたら,小山農村公園の看板がありました。 会長から「ここから烏鳥屋山に行けそう。」の一言で,急遽,烏鳥屋山に向かってみることにしました。何事三度目の挑戦です。 少し登るとお社がありました。右脇に作業道があるので詰めていきます。 私がここから詰めても何れ作業道に出ると言いました。予想どおり作業道に出たので,それに沿って少し登り,東烏鳥屋山と中烏鳥屋山の鞍部付近を目ざします。 中烏鳥屋山と東烏鳥屋山鞍部が見えてきたので,作業道から外れて登り始めました。杉間伐材の上に杉枝が覆っている急斜面を登りましたが,間伐材の落木や足の引っかけなどの恐れがあり,かなり緊張して登りました。 15:44 標高220m 中烏鳥屋山到着。 休憩。 三角点はありません。 鞍部からの中烏鳥屋山への登りも,またかなりの急登でした。杉林の中なので深い藪ではないのですが,間伐材がゴロゴロしているのと,膝までの茨などがかなり邪魔でした。疲れました。登山道中で唯一の大汗をかきました。 ここから三門岳の山頂がハッキリと見えます。177m峰も見えます。 雪がぱらついてきました。 15:55 中烏鳥屋山出発。 休憩時間11分。 下りの写真撮りました。杉間伐材を杉枝が覆い,さらにイバラもでています。 このまま下るのかと思ったら,会長か東烏鳥屋山に向かうと言い出しました。ビックリです。 16:09 東烏鳥屋山到着。 山頂にはコンクリート柱がありました。それに沿う様に黄色の鉄棒?が立ててありました。南側の斜面に向かって点々と立ててあります。測量用かと思います。 Nさんが周辺を少し歩いてここがピークと判断しました。 16:12 東烏鳥屋山出発。 休憩時間3分。 来た道を引き替えます。中烏鳥屋山との鞍部まで下り,そこから作業道へ下ります。 鞍部から作業道へ下ります。かなりの急下降で杉の間伐材がゴロゴロと杉枝がビッシリあるので,かなり緊張しておりました。パートナーが作業道へあと少しのところで,丸太に足を取られて転倒し,右足ふくらはぎがつってしまいました。 起き上がれないので見てて焦りましたが,私がふくらはぎを伸ばすのをしたら,すぐに治った様なのでホッとしました。 小山農村公園の入口を通過し, しばらく歩いてから車道で振り返って烏鳥屋山の写真撮りました。東烏鳥屋山と中烏鳥屋山山です。 16:45 標高20m 緒太名神社鳥居前到着。 雪がかなり降ってきました。 「やれやれです。疲れましたぁ」 |
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