新潟県 八海山(山頂駅→八つ峰→入道岳→迂回路→山頂駅八海山)

登山ルート;ロープウエイ山頂駅→女人堂→薬師岳→千本檜小屋→八つ峰→入道岳(凡が岳)→迂回路→千本檜小屋→ロープウエイ山頂駅

八つ峰;八海山山頂は八つの峰からなる。千本檜小屋から,「地蔵岳,不動岳,七曜岳,白河岳,釈迦岳,摩利支岳,剣ヶ峰,大日岳(10合目)」の順になっている。最高峰は大日岳で標高1,720m。それぞれの峰に鎖が付いている。
なお入道岳(凡ヶ岳)は八海山から外れていて標高1,778m。

標高;大日岳1,720m 入道岳(凡ヶ岳1,778m)

当初計画は一泊二日の工程で,屏風道登山口に車を置き,ロープウエイ乗り場まで歩き,山頂駅→八海山八つ峰→入道岳→八海山迂回路→千本檜小屋(宿泊)→(翌日下山)新開道コース→屏風道登山口の山行計画だった。
登山地図の時間とネットのロープウエイ運行時間で計画したところ,日帰りでは無理だと思った。
ロープウエイ山頂→入道岳の往復でも無理と判断した。
ところが,ロープウエイ運行開始が日曜日は8:30→8:00で,終了が16:00→17:00だったので,当初計画より1時間30分の余裕が生まれた。そのため千本檜小屋に着いた時間が15:15だった。小屋番さんに宿泊をキャンセルし,15:20に小屋を出発し,大急ぎでロープウエイ山頂小屋まで下りたところ,16:40発に乗ることができた。女人堂で休憩5分を含んで1時間20分で下りたことになる。ずいぶん急いだ。

一泊予定が日帰りとなり,新開道コースを下りずに楽な登山となったが,次の日は夜中から翌朝9時頃まで,大雨だったので結果的には日帰りして良かった。
ただ,千本檜小屋に宿泊をお願いしていたのをキャンセルして,小屋番さんに謝りの挨拶もそこそこに下りたのが悔やまれる。申し訳ないことをした。

登山は車を屏風道登山口に置いてロープウエイ乗り場まで歩いていくつもりだったが,地元の人に送ってもらったのでずいぶん助かった。山行中は八つ峰の登下降は,ネット情報でかなり危険とのことだったので,慎重にかつのんびり歩いた。

登山後は小出町隣の旧湯之谷村にある「ゆ?パーク薬師」で入浴後,旧湯之谷村にある道の駅「ゆのたに」で車中泊し,次の日にゆっくり帰ってきた。
16:50    魚沼市小出町のスーパー到着。
翌日朝食を総菜店で購入。なかなか美味しかった。
ブドウやトマトをスーパーで購入。



平成218月23日(日)
3:00   起床。    朝食,洗顔等をすませる。

6:00   道の駅出発。6:30屏風道登山口到着。
駐車場には既に数台の車があり,登山者の姿が見えないので,登山を開始している様だ。
駐車場で登山届を提出するようにと促している男性に声をかけ,ロープウエイ乗り場まで歩くと言ったら,車で送って下さるという。ありがたかった。

7:00頃  ロープウエイ山麓駅に到着。
地元の人に屏風道登山口駐車場から車で送ってもらい,まだほとんど人のいない乗り場下の売店に着きました。
左写真はロープウエイ下の売店と駐車場   右写真はロープウエイ山麓乗り場
 


8:00   標高1,210m     ロープウエイ山頂駅到着
山頂駅には案内看板有り。



詳細画像は別紙に上下に分けて掲載しています。

8:10    標高1,210m   ロープウエイ山頂駅出発
山頂駅付近から南に見えているのは巻機山です。近くの登山者が「妙高山」と言っていました。そのようにも見えましたが,後日カシバードで確認したら「巻機山山塊」でした。


上写真の反対方向に登山道への砂利道が続きます。

砂利道が終わるとすぐに丁字路に出ます。ここを右に進みます。左に進むと展望台に出ると思われます。

8:32   標高1,270m   大倉道分岐(四合半)通過。
小さな道標がありました。きちんと道が付いているようです。山頂駅からここまで木道が整備され続いています。
思いの外早く着きました。

8:55 標高1,320m      登山道途中で休憩。
ここは登山道がやや広くなっていて,少人数の休憩に適していました。でも,虫が多いです。
翌日の行動食と水を背負っているので,ザックが重く足取りも重いです。

9:08  出発。   休憩時間13分。
休憩中に虫除けスプレーや飲料水の「バーム」を探していて,休憩時間を潰してしまい,行動食をゆっくり取ることができず,出発間際に菓子の「ゆべし」を口に放り込み出発しました。

9:20   1,405m     女人堂到着。   小休憩。
外観がきれいな小屋です。中は大部屋になっていてあまりきれいな雰囲気でありません。
トイレもありますが汲み取り式と思われます。小屋中はもちろん小屋の外まで臭いが漂っています。

少し広場になっていて,石碑などもあります。背景にはこれから向かう薬師岳が見えています。



9:24    出発。    休憩時間4分。

9:45    標高1,545m   七合目通過。
小さな石柱がありました。

9:47 標高1,550m  登山道途中で休憩。
荷物が重いです。

9:57   休憩後出発。   休憩時間9分。

10:13  標高1,653.8m  薬師岳通過
ひと登りで薬師岳に着きました。ここまでもう少し時間がかかり,さらに千本檜小屋まで15分の予定なので,一度休憩を取りましたが,時間的には思いの外かかりませんでした。

薬師岳を少し下ると緩やかになります。もう間もなく千本檜小屋です。



10:22   標高1,680m   千本檜小屋到着。  休憩。
薬師岳から9分ほどで着きました。ガイド本(15分)よりずいぶん少ない時間で来ました。

小屋泊まりの予定なので,小屋番さんに挨拶し,2階の大部屋に上がって、早めの昼食を取りました。昼食後は必要最小限の荷物だけ持って八つ峰に出かける準備を整えました。
パートナーは小さなザックを用意してきていました。正解ですね。
パートナーが道中ぶら下げていた蚊取り線香は、八つ峰登山中には邪魔になると思い,部屋に置いていくことにしました。この蚊取り線香は急遽日帰り登山に変更して,荷物を下げたため,部屋に忘れてきてしまいました。


11:00  標高1,680m   避難小屋出発。  休憩時間38分。
いよいよ八つ峰です。かなり緊張しています。


11:06   八つ峰と迂回路分岐通過。
八つ峰に向かいます。道標有り。


11:12   標高1,725m   地蔵岳到着。 出発。
地蔵岳へは難なく到着できます。山頂駅から千本檜小屋まで来た人なら全く問題ありません。ここで写真を撮りました。


地蔵岳から不動岳展望です。不動岳へも問題なく行けます。



これから向かう七曜岳(しちようだけ)の険しい姿が見られます。不動岳からの下降はかなり険しいので,ちょっとビビリます。八つ峰の中でここが最初の下りでもあり一番険しく感じられました。
 

不動岳の険しい下降を終わり,七曜岳側から振り返って不動岳を撮りました。


七曜岳のトラバースです。写真ほど険しさは感じられませんでした。


七曜岳からの下りの一部に切れ落ちている崖が
あり,緊張感が増します。                                        

この鎖場を下って登り返すと白河岳です。


11:53   標高1,765m 白川岳通過。
山頂には「白川岳」となっていますが,ロープウエイ山頂駅案内板では「白河岳」になっています。
山頂から次の峰の釈迦岳が展望できます。他の八つ峰は釈迦岳の陰になります。遙か先には入道岳が見えています。今日はあの入道岳まで行きます。

 
11:57  標高1,755m   大日岳と迂回路分岐通過。
写真は釈迦岳の下りです。ここは「月の池」に下りていく分岐です。


12:03  標高1,775m   摩利支岳通過。
奥に見えている剣が峰の次が八つ峰の最高峰大日岳です。ここからは陰になって見えません。


大日岳への鎖登りで,下りてくる登山者を待って5分ロス。


待っている間に越後駒ヶ岳の山頂の雲が晴れたので,一枚撮りました。



12:33  標高1,780m   大日岳到着。  小休憩。
やれやれやっと付きました。大日岳への鎖の登りは足かけが少なく,我々の様に体格の小さな者には難儀しました。下りではかなりの難儀になると思いました。比較的背が高く足の長い女性でも,この下りにはかなり難儀して時間がかかっていました。登ってみて難儀することが分かりました。
八つ峰の鎖場の一つ一つはそれほど恐怖感もなく,体力を必要としませんが,次から次と鎖場の登下降なので,集中力が必要なことと,腕力の持久力も多少必要でした。精神的には疲れました。


 これから向かう入道岳もきれいに見えています。


12:40  大日岳出発。  休憩時間7分。
写真を撮って出発です。
ここの鎖降り場は少し長い下りですが,足かけがしっかりあるのでそれほど難儀せず下りられます。


八つ峰を終わり入道岳へは緩やかな登山道が続きます。振り返り何度も写真を撮りました。




名前の分からない花がありました。パートナーを入れて撮ってみました。ほんとは花を撮っていたらパートナーが写ってしまったのです。



13:23  標高1,778m  入道岳到着。
高度計は1,800を表示しているので修正。
山頂には「凡が岳」OR「風が岳」の石柱有り。達筆で読みにくいです。たぶん「凡ヶ岳」でしょう。
山頂には男性二人の登山者がいて,お互いの写真を撮りあいました。

 

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