宮城県 月山 平成22年6月26日(土)山行

登山ルート;リフト終点→姥が岳→月山→姥沢小屋分岐→姥沢小屋登山口

標高;標高; 姥が岳1,669.7m  月山1,979.5m

平成20年7月19日(日)の山行記録はこちら。

7月10日(土)の峰友会月山山行のため,4名で月山に下見登山に行ってきた。
Kさんに車を出してもらい,行き帰りの運転を全てKさんにお願いした。お世話になりました。
さて,下見山行のこの日は好天で,周辺の展望に恵まれ,大朝日連峰と鳥海山がクッキリと見られた。パートナーと私が密かに期待していたクロユリも,月山神社広場下の登山道でいくつも見られ,大満足となった。

登山道には残雪が多く,姥が岳への登り,牛首手前から鍛冶神社下までの上り下り,牛首から姥沢小屋へ至る下りに多くの残雪があった。
特に標高1,350m−1,225mは急斜面を横切る雪渓トラバースがあり,滑落すると大けがは免れない状況だったので,かなり緊張した。帰宅後は太腿やふくらはぎに疲労感があった。
この急斜面を横切る雪渓トラバースの沢コースは,帰宅後にリフト出札口に張り紙がしてあり,「沢コースは閉鎖」となっていた。

念願だったクロユリは月山山頂広場手前の緩斜面を歩いていたら,登山道脇で呆気ない程簡単に見つけることができ,少し拍子抜けだった。
花の種類は少なかったが,ウズラバハクサンチドリ,ミヤマウスユキソウ,クロユリを十分に堪能することができたので,満足感は十分にあった。
6:50  仙台宿舎出発。
Kさんの車で住まいを出発。

8:45 駐車場出発。
駐車場は到着時に三分の二以上埋まっていました。ジリジリと日差しが暑いです。

8:50    標高1,150m  トイレ場所から出発
リフト乗り場までの車道歩きでノウゴウイチゴがありました。
リフト乗り場が見えています。

 

月山のリフト乗り場にはイワツバメがいくつもの巣を作っています。「頑張っているなぁ」
月山リフト乗り場にもトイレ有りました。

9:05   標高1,240m   リフト乗車。
ペアリフトに乗っていよいよ出発です。Kさんと私は単独です。パートナーとKNさんがペアで乗りました。
 

リフト下にはノビネチドリ,ハクサンチドリ,ニッコウキスゲ,チングルマ,ツバメオモト,マイヅルソウがありました。「さすがに月山は凄いなぁ」
 

9:20  標高1,550m リフト終点到着。   
 

9:20  標高1,550m リフト終点出発。
姥が岳に向かって出発します。姥が岳にはかなりの残雪があり,スキーヤーが練習しています。ボーダーもいます。下記写真雪渓の右端を登ります。
 

リフト終点駅を出発するとすぐに雪渓歩きが始まります。雪が溶けて比較的登りやすい感じでした。

 

9:38   標高 m。 雪渓通過完了。
雪渓が終わると石畳の階段を上り,なだらかな斜面になりました。
「暑い!雪渓終わると暑い!ジリジリとくる。」
ヒナザクラ,イワカガミ,チングルマ,ミツガシワありました。花がいっぱい咲いています。チングルマは意外に黄色が強く,イワカガミの赤と他植物の緑がコントラストをなし,華やかな雰囲気のお花畑になっています。
ヒナザクラは登山中に1本だけでした。

9:45  標高1,669.7m  姥が岳山頂到着。 休憩。
 

鳥海山,朝日岳連峰がバッチリと見えます。素晴らしい天気です。
 

10:00   姥が岳出発。 休憩時間12分。


周辺にはミヤマウスユキソウウズラバハクサンチドリ,コバイケソウが咲いています。写真に撮りました。
左がウズラバハクサンチドリで右がミヤマウスユキソウです。
  
   
少し歩き出すとシラネアオイ,ハクサンイチゲ,ショウジョウバカマ,ツマトリソウ,ミヤマキンバイありました。ミヤマキンバイは群生して,今が盛りと咲いています。奇麗です。右手奥にこれから向かう月山山頂が見えています。雪渓を横切るように進みます。
 
石畳の登山道にはミヤマウスユキソウが競うように咲いていました。登山道がまるで花壇のようです。
 

10:13 標高1,625m  湯殿山分岐通過。
ここは二つの小ピークの鞍部になっています。
カラマツソウかミヤマカラマツがありました。

10:23   標高1,675m  バイカオウレンありました。
こっからしばらく雪渓歩きです。と思ったら,すぐに雪渓が切れました。その奥の雪渓と重なっていたので,ずーっと奥まで雪渓が続いているように見えました。

牛首の手前にアオノツガザクラがありました。コメバツガザクラかと思ったら訂正されました。葉の形がツガの形でした。コメバツガザクラは葉の形が米の形をしています。

10:45   標高1,725m 牛首付近で休憩。
残雪が多くて牛首分岐道標が見えません。この辺が分岐のはずです。
雪渓の中を歩いていると,眩しくて涙目になりました。サングラスを持ってくることまで,考えが至りませんでした。振り返って牛首分岐方向を撮影しました。
 

10:53   出発。 休憩時間8分。

ミヤマハタザオありました。ハクサンハタザオかもしれません。

11:00  標高1,750m   雪渓通過中。
少し急な雪渓になっています。
 

標高1,795m付近 小休止。
雪渓終わったところで小休止取りました。休憩時間3分。

11:32  標高1,925m 鍛冶稲荷神社跡地到着  休憩。
ここにはミヤマガラシがいっぱい咲いています。

11:40  鍛冶神社跡地出発。 休憩時間8分。

月山広場手前の最後の急登です。この辺が道中一番の急登です。短いのでゆっくり登るとすぐに緩斜面にでられます。
 

鍛冶神社からの急登を登り切ると緩斜面になり,いよいよ山頂神社が見えてきました。ポッコリ飛び出ている上に神社があります。右下の蒲鉾状の建物は避難小屋です。
 

「さてさて,目当てのクロユリは何処かなぁ」と言いつつ水平移動の登山道を歩いていたら,ありましたぁ。登山道脇のヤブの中にジミーな色合いで,遠慮深げに咲いています。早速写真に撮りましたが,パートナーに声をかけられ,気がつくとKさんとKNさんが,暇そうに佇んでいました。夢中になって皆さんのことを忘れていました。「反省!」です。
 

11:55  標高1,970m 月山山頂広場到着。
神社の右脇を抜けて三角点を目指します。我々は神社脇からすぐに尾根に上がってしまいましたが,尾根下をトラバースしながら進むと三角点にでられます。帰りはトラバースで広場まで戻りました。

12:00  標高1,979.5m。  月山三角点到着。
写真を撮りました。仏生池コースを撮りました。奥に鳥海山が見えています。
 
 

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