山形県 刈田岳山行記録
(2011年 2月20日)

登山ルート:ライザワールドスキー場リフト終点→刈田岳→ライザワールドスキー場
標 高; 刈田岳1,758.0m

蔵王の樹氷を見に行くことになった。蔵王温泉ロープウエイを利用して,地蔵山山頂付近の樹氷原を検討していたが,せっかくパートナー用のスノーシューを購入したので,ライザワールドスキー場リフト終点→刈田岳→ライザワールドスキー場の計画を立てた。
ネットで調べてみたら,それなりに登られているし,ガイド付きツアーもあるようなので,我々二人で行っても踏み跡などがありそうと思った。
山行日前々日にネットで調べていたら,リフト終点から40m間隔で,ガイドポールを立ててあるらしい。これなら十分行けると安心した。後は天気の心配だけだったが,こちらも週間天気予報で曇りだったが,前日になったら山形県・宮城県共に晴れの予報になった。
もう一つ私は密かに心配していたことがあった。ライザワールドスキー場リフト終点からの樹氷見学は,ネットにあまり詳細が載っていないので,蔵王温泉ロープウエイを利用した地蔵山山頂の樹氷原より,かなり落ちるのではないかとの心配があった。
しかし,それは全くの杞憂であった。むしろ登山者が多くて踏み跡がハッキリしすぎて,チョッとガッカリした位だった。また,樹氷は素晴らしくてこちらに来て本当に良かった。

リフト終点からガイド付きツアーの小グループや単独行の人達が準備を整え出発していった。
リフト終点から周辺には樹氷原が広がり,期待感が膨らむ。
登りは40m間隔のガイドポールを頼りに進み,旧夏リフト乗り場まで登ったら,かなりのガスとなり,下山登山者の情報などから刈田岳までは無理の様に思われた。

旧夏リフト沿いに登っていくが,ガスがだんだんと濃くなり,新夏リフト終点まで進んだ所で,パートナーから「戻ろう。登ってきたガイドポールが見えなくなりそう」との意見があり,それに従い撤退することにした。
この撤退場所の50mほど手前で,40人前後のガイド付きツアーの下山者と遭遇。聞いてみたら刈田岳まで行ってきたとのこと。これを聞いていたので,私はあと少し登ってみたかったが,無理しないで撤退すると判断した。後で地形図を見たら,残り100mほどで刈田岳鞍部に着く場所だった。「ちょっとだけ心残りがあるなぁ」

さて,樹氷の方だが,避難小屋から下は青空で見通しも良いので,ガイドポールから外れ,樹氷原に入り下山した。樹氷原内の風景は感動の連続で筆舌に表せない。「来て良かった。素晴らしかった。」
リフト終点付近の車道からは樹氷原が終わりとなった。ゲレンデを下りるのは気が惹けたので,樹林地帯の中を下りた。スキー跡と輪カンジキ跡があったので,それに従い下りた。何度かコンパスで方向を確認しつつ樹林帯を下りたが,右に進めばゲレンデ,左に進めば車道に出る安心感があるので,下りることができた。ただ,左(車道方向)に進むと車道歩きとなり,距離が長くなるので,常に右方向を意識しながら下山した。

無事にライザワールドスキー場ロッジに到着し,ミルクティーを飲んで休憩。
その後,蔵王温泉からロープウエイを利用して,地蔵山山頂の樹氷のライトアップを見るつもりで,現地に到着した。しかし,ロープウエイ料金が二人往復で5000円もかかるのと,リフト終点の建物から出られないことが分かり,狭い範囲のライトアップと理解したので止めて帰宅することにした。

リフト料金は2基乗り継いで600円/人だった。
第1リフトは4人掛けに二人で乗り,第2リフトは二人乗りだったので,私,パートナーそれぞれ一人で乗った。
山 行 記 録 ;
駐車場で支度を整え,駐車場からすぐのリフト乗り場に向かいました。ここからは中丸山がくっきりと見えています。
 

リフト券売り場の奥のトイレで用を済まし,いよいよ出発です。
 

リフトに乗りながら,左に見える中丸山と右側に見える樹林帯を撮影しました。
 

帰りは奥に見える樹林帯の中を下ってきました。
 

9:45 標高1445m リフト終点出発。
素晴らしい景色が広がっています。「ボコボコボコだー」
 

10:07    標高1525m ガードレール道路到着。
この周辺は樹氷原になっています。素晴らしい景色が広がっています。
山頂方向がガスっている様で,山頂が見えないのが気がかりです。
 

 
10:08    標高1525m。 ガードレール出発。  休憩時間1分。
地形図を確認しました。

写真を撮ったり寄り道したりでのんびり進みました。

避難小屋が見えてきました。残念ながら山頂はガスの中です。どこまで行けるでしょうか。
 

10:25 標高1535m 避難小屋通過。
単独男性下山者によると夏リフト乗り場終点でガスと風が強く戻ってきたとのことですが,少しガスが晴れている様にも感じます。
 
ポールにエビのしっぽができています。
 

10:33 標高1585m 旧夏リフト乗り場到着。
 
かなりガスが濃いです。右方向を見ると夏リフトの旧売店とトイレが微かに見えています。
あそこに建物があると分かっていなければ,判別付かないほどのガスです。

10:37   旧夏リフト乗り場出発。  休憩時間5分。
ここで服装を整えて出発しました。
 
進行方向はガスが濃くて上手く写りませんでした。
こんなエビのしっぽもありました。
 

11:08 標高1710m   夏リフト終点到着。 撤退。
80m先が辛うじて見える程度のガスです。無理をしないで引き返すことにしました。
 
ここの手前ですれ違った40人ほどの団体が刈田岳まで言って下りてきたと言っていました。ガイド付きとはいえ驚きです。

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