山形県 大朝日岳
標 高 1,870m

 

行 程

1日目;古寺鉱泉〜日暮れ沢分岐〜古寺山〜小朝日岳巻き道〜熊越〜大朝日小屋〜大朝日岳〜金玉水〜大朝日小屋)

2日目;大朝日小屋〜熊越〜小朝日岳〜鳥原山〜朝日鉱泉分岐〜鳥原小屋〜朝日鉱泉分岐〜ブナ峠分岐〜古寺鉱泉

1日目

獲得高度(上り)

1,300m

獲得高度(下り)

-200m

獲得高度合計

1,500m

2日目

獲得高度(上り)

282m

獲得高度(下り)

-1,382m

獲得高度合計

1,664m

総獲得高度3,164m

歩行距離 1日目8.35km,2日目10.10km,総歩行距離18.45km)

コース概念図はこちら

山行日

平成12年9月23日(土)〜9月24日(日)

天候

1日目=曇り。展望無し

2日目=小雨。一時強く降ることもあったが長く続かなかった。ブナ峠分岐からは雨が上がった。

登山口までのアプローチ

月山湖の大暮橋の下から県道27号を寒河江川を左に見て真っ直ぐ南下する。10km程行くと根子沢橋があり,橋を過ぎたところに,「日暮れ沢・朝日連峰」右への看板があるが,ここを無視してカーブを曲がって500m位進むと,「古寺鉱泉」右の看板があるので,ここを右折する。ここからさらに4km位進むと古寺に着く。ここまでは舗装道路の立派な道路だ。

ここから古寺川を左に見ながら砂利道を進むと古寺鉱泉手前の駐車場に着く。砂利道は普通乗用車でも問題なく通行可能だ。

駐車場

40台前後は駐車可能だ。砂利を入れて駐車場にしている。

トイレ

駐車場に仮設のトイレが2つあった。簡易水洗式だが水が出なくて詰まっていた。利用者が多かったらちょっと大変。月山湖の道の駅で先に済ましておくのも選択肢の一つかな。

大朝日小屋には男女兼用で簡易水洗便所が4室あった。鳥原小屋は小屋内部にはない。15m位離れて別棟で2室有る。汲み取り式。

水場

古寺山ルート;
一服清水=日暮れ沢分岐から5?10分手前にある(美味しい)
三沢清水=古寺山から20分位手前にある。(ホースで引いているので若干ホースの味がするが十分飲める)
銀玉水=大朝日小屋から20分くらい手前にある(美味い)。ここは広場になっていて大朝日小屋に向かって左に5mくらい下りると有る。

鳥原山ルート;
鳥原小屋水場=鳥原山方向から進むと小屋手前に橋の架かっている沢があり,右側が水場になっているが,雨のせいか水が濁っていた。他の登山者は湧かして飲んでいた。
田代清水=朝日鉱泉分岐からブナ峠分岐の間標高1,220m付近のトラバース中にあり。登山道脇にあるが気をつけていないと見逃す恐れあり。沢水のような気もするが,この上に高い山もないので湧水なのだろう。古くから使われているようだ。エアリアマップには記載されていない。

西朝日岳コース;
金玉水=大朝日小屋から西朝日岳方向に10分程下るとある(小屋泊まりの人はほとんどここから汲んでいる)

避難小屋

大朝日小屋は最大100人位泊まれるが,3階は屋根裏部屋になっていてほとんど真っ暗状態で,しかも,9月中旬にも関わらず暑くて寝られなかった。できたばかりのせいかきれいな小屋だった。

鳥原小屋は朝日鉱泉分岐から5分ほど朝日鉱泉側に進むと有る。50〜60人位泊まれそうだった。ここの小屋もきれいだった。ここの小屋は寝るスペースと通路スペースが分離されている。

登山口,登山道

登山口
駐車場から古寺川を右に見て5分ほど進むと古寺鉱泉がある。古寺鉱泉手前で道が二股に分かれていて,右に古寺鉱泉があるので橋を渡ってそちらに進み,建物の左側を進むと古寺山ルート登山道になる。
この二股を左に進むと養魚池や自家発電装置の建物などがあり,鳥原山ルート登山口になる。

登山道
古寺山ルート=
登山口から小朝日岳トラバース分岐までは道ははっきりしているし,荒れていないので非常に歩きやすい。
小朝日岳トラバースは若干木の根があって滑りやすいが気をつけて歩けば全く問題ない。
トラバースを終わると,小朝日岳と大朝日岳分岐に出たところで,大朝日岳方向が二股に分かれているが,どちらを行っても下で合流している。左ルートは岩で急だ。右側は草木があって滑りやすい。どちらかというと左側を進んだ方が下りやすいし登りやすいようだ。
銀玉水の後,急な登りの最後の方で道が二股に分かれている。左に進むと小ピークで祠がある。右に進むと巻き道で楽に進める。

第1日目に獲得高度と歩行距離の割には楽に歩けたのは,「登山道が歩きやすいせいがあったかもしれない」と思うほど歩きやすかった。

鳥原山ルート=
小朝日岳から古寺鉱泉登山口までは,木の根やトラバースが多くて歩きにくいので,ペースを上げられない。
小朝日岳の急登はかなりの勾配だがゆっくり息を整えながら登るとさほど苦しくなく山頂に着ける。分岐から山頂まで20?30分くらいだ。
小朝日岳山頂から鳥原山までは急下降で何カ所か鎖場があるがさほどこわい思いをしないで下りられる。
鳥原山手前の小ピークをトラバースして進むところが3カ所ほど有り,ざれ場になっているので,滑落しないよう進む必要があるが,特別緊張するほどの状況ではない。3カ所ほどのざれ場を過ぎ,傾斜が緩くなった後,やや急な登りが終わると鳥原山展望台に着く。
ここから少し下って登り返すと登山道を左に外れる道があり,10m位進むと鳥原山三角点がある。ここの標高は展望台ピークより地形図上では低いので山頂は展望台標識があるところだろうか。

朝日鉱泉分岐から鳥原小屋までは木道になっている。

朝日鉱泉分岐から古寺鉱泉までは木の根が出ている登山道で古寺ルートに比べ歩きにくい。

山頂情報・展望

今回はほとんど展望がなかったが,一瞬だったが朝日連峰の急峻な山並みと沢の深さが見られ印象的だった。

その他

登山者届けはどこに出すのか不明。


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