秋田県 甑山(H20.10.25) 登山ルート;駐車場(皿川林道)→名勝沼分岐→県境分岐→男甑山手前ピーク→男甑山山頂→男甑山手前ピーク→最低コル→女甑山→コル分岐→名勝沼→駐車場 標高;男甑山981m 女甑山979m |
10月末の甑山は紅葉と岩峰の取り合わせが,きれいとのことで行ってみることにした。前日に「道の駅」に車中泊し,翌日甑山を秋田側から登ることにした。 事前に調べた道の駅が湯沢インターの近くと思っていたが,いくら探しても分からず,やむなく「雄勝道の駅」で車中泊することにして,湯沢インター付近から引き返した。途中で地図を確認したら,甑山へは「雄勝道の駅」が一番近いようだ。 私が事前に調べた情報を勘違いして覚えていたために,「雄勝道の駅」に到着したのは,予定より1時間も遅れたので,就寝時間が11時30分になってしまった。帰宅後にネットで確認してみたが,何故勘違いしたのかまったく分からない。 翌日は「雄勝道の駅」から出発したが,今度は国道13号線から国道108号線への乗換が分からず,行き過ぎてしまった。「雄勝道の駅」から来た場合には右折するとばかり思っていたが,左折してから大きく迂回し,13号線の上の橋を渡って108号線に乗ることが分かった。 また,その先の皿川集落に入る車道が分からず苦労した。地図上では「松の木トンネル」を抜けてすぐ左折する道があるように記載されているが,そのような道が全くない。トンネルを三つ抜けて少し進むと,「松の木パーク」という駐車場とトイレのある休憩所があり,そこにある大きな案内板に,この先の橋を渡ってから左折するように書いてあった。正直ホッとした。行ってみると「向赤倉橋」と「甑橋」が連続してあり,渡ったらすぐに左折する。ここにも大きな看板があったので,やっと皿川林道に乗ることができた。 甑山へは当初の計画では,コルに登りそこから女甑山,男甑山を登って引き返すつもりでいたが,途中の分岐にあった案内看板に,男甑山から周回できるように書かれていたので,周回することにした。 分岐からは名勝沼経由で,コルに登って男甑山から下るつもりだったが,男甑山の下り分岐の場所が分からないと思い,男甑山側から登り,コルから下りることにした。 男甑山と女甑山の尾根歩きは,大変急登で緊張したが,一番緊張したのは,コルから名勝沼に下りる山腹のトラバースだった。コルからの急登を下りて,やれやれと思ったあとに,左に沢を見ながらのトラバースが始まった。ここはヘツリながら下りるようなルートで,かなりの緊張感を強いられた。 登りならまだ良かったが,岩が滑るので下りながらのヘツリは大変だった。このルートは下りに使うのは危険だとつくづく思った。 下りには男甑山手前ピークから下るのが,下りとしては一番安全だと思う。 |
23:00頃 「雄勝道の駅」到着。 23:30 携帯のアラームを5:00にセットして就寝。 平成20年10月25日(土) 5:00 携帯のアラームで起床。 起床後すぐに登山の衣服に着替え,「雄勝道の駅」の中に休憩室があったので,休憩室のテーブルで朝食を済ませた。 その後,洗顔・トイレを済ませ,駐車場でお湯を沸かしてポットに詰めて出発した。 7:40 登山口駐車場到着。 あまりにも眠たいので,20分ほど仮眠することにした。 8:05 出発準備開始 踵に保護テープを貼り,登山靴を履いて出発準備を整えた。 8:17 登山口を一度出発したが,ガイド本のコピーを忘れたので取りに戻った。 8:25 標高600m 登山口出発 とりあえず600mに設定して出発。(下りで確認したところほぼ正確だった) 駐車場から名勝池の標識ある方向に進む。歩き始めてすぐに「大深沢歩道」の標柱があり右に道路があるが,踏まれていないようだ。 歩き始めは車の轍が残る作業道を進む。 8:34 標高600m 一つめの沢通過。 大深沢の支沢と思われます。 8:41 600m。 二つめの沢通過。 右を見ると水量は少ないですが,きれいな滝がありました。「これはきれいだ」 登山道には落ち葉が敷き詰められ滑ります。落ち葉の下の登山道は岩が玉石状になっていて,かなり滑ります。 沢を過ぎると少しの間平坦路が続きます。 8:53 標高660m 分岐到着。 ここには「左名勝池,右県境・男甑山」の地図看板有り。 地形図とガイド本と案内看板を見比べて確認しました。 分岐からは女甑山が見えます。 8:58 標高670m 分岐通過。 地形図とガイド本を見比べ,名勝池から男女のコルに登ることにして左に進みました。 5分ロスです。 9:00 標高660m 引き返す。 一度は進んだのですが,男甑山からの下り口が分からない可能性があると思い,男甑山側から登ることに変更しました。コルからの下り口は間違いなく分かるだろうと判断しました。この判断は正しかったのですが,コルからの沢トラバースは「ヘツル」様なトラバース下降で,緊張の連続でした。 9:02 標高670m 分岐通過。 男甑山に進みます。 ここから男甑山の分岐までは楽々平坦路です。 15分ほど歩くと,男甑山を過ぎて先に進むように見えます。男甑山からの長い尾根を左に見ながら,さらに5分ほど歩くと,男甑山の登山道に合流しました。20分も水平移動だったので,男甑山登山道に合流するのか不安でした。 9:20 標高695m 山形ルート分岐到着。 休憩。 ブナの木に小さな標識が付いています。 今まで左に尾根を,右に沢を見て進んできました。 「なん〜か,地形図確認で時間ばっかりかかった。」 国土地理院の地形図には甑山の登山ルートが記入されていません。また,男甑山への尾根伝いに登るルートは,ガイド本にも載っていません。 早くもお腹がすいて豆大福を食べました。 この分岐から男甑山と女甑山が見えます。写真右の大きな塊が男甑山で,左の樹木の陰に見えているのが女甑山です。 9:35 標高695m 出発。 休憩時間。15分。 ここから尾根を登ります。 ここまで道を行ったり来たりや,地形図見たりしながら来たので,ホントは40分位で来ると思います。 標高740m付近 分岐道あり。 尾根から右に分岐してトラバース気味に進む道がありました。どちらに進むのか迷いましたが,尾根上を進むと間違いないと思い,左の登山道を進みました。右に分ける道は男甑山に直登するルートのようです。 10:00 標高860m 尾根から名勝沼見る。 写真撮りましたがきれいに撮れません。 10:03 標高870m 名勝沼きれいに見えた。 少し登ったら名勝沼が綺麗に見えたので,女甑山と合わせて写真を撮りました。女甑山の麓にあります。 女甑山はここから見ると超超急登に見えます。 10:17 標高935m 男甑山手前ピーク通過。 T字路になっています。ここから鞍部に一度下りて男甑山に登り返します。 パートナーが「男甑山は行かない」と言ったので,私が「大した鞍部じゃない。行こう」と言って行くことになりました。パートナーにしては珍しく「引き」の発言でした。不思議です。 10:27 標高950m。 男甑山到着。 休憩。 展望は南半分が見えます。男甑山の山頂はさすがに狭いです。10人位でいっぱいです。 男甑山に直登する登山道があります。かなり急登でジグザクに見えます。さっきの尾根分岐からここに通じていると思われます。 曇っていましたが,今は日が差してナナカマドがきれいです。背景の尖り山が女甑山です。 パートナー撮影 この山頂から烏帽子岩が見えます。危うく見逃すところでした。出発間際に気がつきました。 上2枚はいずれもパートナー撮影 |
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