岩手県 八幡平
裏岩手縦走登山口〜大深岳〜源太ヶ岳〜松川温泉
(標高 1,545m,獲得高度登り459m,獲得高度下り1,169m,獲得高度合計1,629m,歩行距離14.1km)
八幡平登山参考記録
今回は雨でほとんど写真を撮る機会がなかった。
しかも,源太ヶ岳でカメラの電池切れで掲載写真がない。
当初日程は,天候状況が悪いためコースなどを含め日程変更された。
日時;平成12年7月1日(土)〜2日(日)
7月1日(土)
当初参加者18名の予定が当日朝に不参加があり,車4台15名で出発した。
6:15 秋田市出発
7:20 角館市を過ぎたコンビニ(スパ)で買い物をかねて休憩。
7:25 出発 5分休憩。
9:15 八幡平駐車場に着く。
周辺はガスがひどくほとんど見通しがなく雨も強い。今後の方針を検討するために八幡平ビジターセンターまで下がることにした。
9:35
八幡平ビジターセンターは工事中で平成13年秋まで使えないことが判明。
9:50
近くの八幡平レークインでコーヒーを飲みながらルートなどを検討した。
種々検討した結果,八幡平駐車場まで戻り天候状況が悪ければ,八幡平山頂付近の避難小屋「稜雲荘」に泊まることにし,次の日天候次第で裏岩手縦走登山口から大深岳〜源太ヶ岳〜松川温泉のルートをとることになった。
11:00 共同装備などを分配し,八幡平レークインを出発。
11:15 八幡平駐車場到着。下では少し回復傾向が見られたが,山頂付近の天候は相変わらず悪い。
11:40 標高1540m 全員雨具を着込み八幡平駐車場出発。総勢15名。
12:00頃 稜雲荘到着。
ここまでは石段と石畳と登山道になっている。避難小屋手前の登山道に雪渓が一部残っていた。各自持参の昼食をとった。
13:20 稜雲荘出発。
荷物を小屋に置き,少し落ち着いたところで,八幡平山頂と周辺を散策することになった。天候はガスで雨。
13:30八幡平山頂到着。
展望台と標識がなければ山頂とは思えない場所だ。ここの展望台上と下のナナカマドの前で記念撮影。途中2名が水くみに行ったので,総勢12名。
ここからは岩木山,秋田駒ヶ岳等々すばらしい展望があるらしいが見えない。残念。
この後,八万沼の周囲を一周し小屋に帰った。八万沼の一周は案内看板時間より遙かに短い時間で一周できる。あっけないほどだった。
小屋泊まり登山者は秋大山の会以外はいないので貸しきりで,宴会場と就寝場所をゆったり確保することができた。
小屋には40人〜50人は宿泊可能だ。ストーブと薪が用意されていたし,小屋内部,トイレも清掃されていて非常に気持ちのいい小屋だ。もう一度宿泊したい小屋だった。
宴会は夜7時半頃まで行い,片づけ後消灯は8時だった。
夜なかなか寝付かれない。他の人も何度か寝返りを打つ人がいた反面,高いびきの人,寝言の連発の人もいておもしろい。夜中に何度か強風と強雨が繰り返され,天候の悪化も心配だった。
夜中1時半誰かが起きてトイレに行き,帰ってきてからストーブに火を入れようとしているが,なかなか付かないようだ。いぶった煙が臭ってきて苦労しているのが感じられる。結局あきらめてまた寝たようだった。
3:30 起床。
前日の打ち合わせ通り全員起床。外に出てみると雨は上がったようだが,相変わらずガスが濃い。
5:25頃 朝食を済まし,稜雲荘を出発
5:55頃 八幡平駐車場出発。橋本がトイレで遅れた。
6:05裏岩手縦走路登山口出発
ここは八幡平駐車場から1km,標高で100mほど下ったところに有る。看板もある。
車が数台駐車可能だが,時間が遅くなると駐車できないかもしれない。
ここからの登山道は緩やかに上り下りを繰り返しながら次第に高度を下げていく。道はよく踏み分けられていて歩きやすい。
天候は雨が降りガスがかかり風も少し強い状態で,先行き不安な感じだが,15名の団体登山なので安心感はある。単独や夫婦では不安があって進めないかもしれない。
6:15 歩いて10分。分岐道あり。モッコ岳0.7kmの標識あり。
藤七温泉への分岐らしい。この道は途中から不明になるらしい。
6:18 標高1500mモッコ岳肩通過。標識あり。
6:45 標高1480m第1回休憩。雨具を脱ぐ。
この後も雨具を着たり脱いだりの繰り返しとなる。
7:05 標高1495m諸桧岳到着。けん祖森3.5kmの標識あり。
諸桧岳の二つ目のピーク前諸桧通過。標高1460m前諸桧から少し下がったところで第2回目の休憩。
8:05 出発。休憩10分。
石沼通過。沼の奥にはミズバショウが咲いていて,沼面をガスが流れて幻想的だ。
8:30 けん祖森手前急登。
ここまで緩い上り下りを繰り返し進んできたので,この急登は体感的に辛い。
8:32 標高1448m けん祖森山頂到着。
この行程の中で一番山頂らしい山頂だ。山や岳が付かないので平らなところと思っていたが,一番とがったところだった。ここで記念撮影。
9:10 標高1425m 大深山荘到着。
小屋は年数が建っているが,小屋内部もトイレもよく清掃されてきれいだ。15人くらい泊まれる。
9:35 山荘出発。休憩25分。
9:50 標高1515m松川温泉と大深岳分岐着。
9:55 出発。大友先生は分岐に残った。
10:00 標高1520m 大深岳到着。写真撮影。14名。
三石山荘5.0km藤七温泉9.5kmの標識あり。
10:10 松川温泉分帰着
10:12 出発。
10:30 標高1530m 源太ヶ岳山頂到着
一瞬だったが青空がのぞいた。また,岩手山肩,松川温泉,三ツ石岳から小モッコ岳などの稜線も見えた。
ここで記念撮影した。
10:45 出発。休憩15分
源太ヶ岳を出発しまもなく雪渓の急斜面があった。さほど長くないので(50m位か)簡単下りられたが,雪渓慣れしていない人が数人にて非常に難儀していた。雪が柔らかくてアイゼンなどは全く不要だったが,ストックがあると雪渓慣れしていない人でも下りられた。雪渓を下りきってしばらく歩いていくと途中水場あり。冷たくて結構おいしかった。
この水場から松川温泉までは結構距離感があってうんざりしてくる。
12:30 松川温泉到着
やれやれだ。展望なしでシトシトと雨が降り続き精神的にはあまり良い登山ではなかったが,団体登山なのでそれなりに楽しかった。
13:07 路線バスにて八幡平駐車場に出発。
13:30頃
山頂駐車場着。ここから徒歩にて裏岩手縦走路登山口まで向かう。
そこまで歩くと今日の登山も終わりだと思うと足取りも軽い。
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