宮城県 大東岳 登山ルート;(本小屋登山口〜表コース往復) 標高1,365.8m |
振り返ってみると3週連続の山歩きになった。 登り始めてみると前週の泉ヶ岳・北泉ヶ岳の脚への疲労感が感じられた。 少し心配だったのでゆっくりペースで登った。野草などを期待したが,登りでは殆ど見ることができなくてガッカリだったが,山頂を踏んで下り途中では,いろいろな花を見つけることができた。いつもは登り途中で見つけることが多いのだが,登りが苦しくて回りを見渡すゆとりがなかったのかな。 山頂から裏コースへの急な下り口まで,行こうと思っていたが,山頂付近で風がかなり強いのと,時間が意外とかかって遅くなったので止めることにした。 下り口まで行こうとした単独登山者が戻ってきて,道がかなりぬかるんでいる状態だったので,途中で引き返してきたと教えてくれた。 出発して10分位歩いた杉林の中で,ストックを忘れてきたことに気がついた。このまま進もうかと思ったが,万が一のことも考えて,駐車場まで取りに戻ったので,往復で10分程度のロスをしてしまった。 |
|
杉林を抜けると左下に沢が見えます。 崖崩れです。 沢の渡渉です。帰りは道が無くなり一瞬迷います。 振り返って雰囲気を確認した方がよいです。 新緑のブナ林です。すぐ先が立石沢の広場でした。 真新しい看板です。 |
8:05 標高365m 登山口駐車場出発 駐車場には4台の先行車があります。風は少しあるが歩くにはちょうど良い風かも知れない。 「今日はどんな花が見られるかな。」 すぐにムラサキケマン,クルマムグラがありました。 クルマムグラをクルマバソウだと思いました。ずっと思いこんでいましたが,たまたま図鑑を見ていたら,クルマムグラがあることに気がつき,「え!クルマバソウにそっくり」と思い,撮ってきた写真を確認したら,クルマムグラでした。 花の形を見ると苞の部分が違っています。クルマムグラは球状になっています。 8:14 標高400m ストック忘れた。 取りに戻るか迷ったが,万が一を考え取りに戻ることにしました。 8:20 標高365m 駐車場到着。 8:23 標高365m 駐車場再出発 「がっくりだ!」 8:31 標高405m 杉林通過。 歩き始めて10分弱で杉林を抜けました。左には沢が見えています。 小沢を渡るところで登山道に崖崩れの土砂が多い被り,そこを切り開いて登山道が整備されています。登山道を監理されている方に感謝です。 標高420m付近。ホウチャクソウがありました。 茎に触ると筋張っている気がしたので,アマドコロかと思いましたが,図鑑やネットでよく調べたら,ホウチャクソウのようです。 8:43 標高435m 沢を左に渡る。 沢を渡ると一瞬道が無くなる感じに見えます。ここは沢にそって右に進むと登山道になります。下ってきた時はいきなり道が無くなるので,判断に迷うところだと思います。 沢を渡ったらラショウモンカズラがいっぱい咲いています。昨日の雨で萎れているのも多く見られます。このへんは時期がちょっと遅い感じです。 コンロンソウもいっぱい咲いています。今が盛りのようです。 コンロンソウも初めはヤマハタザオだとばかり思っていました。全形や葉の写真を撮ってきて,パソコンで確認したところ,葉の形がヤマタハザオとは全く違っていました。図鑑でよくよく調べてみたら,コンロンソウのようです。 シラネニンジン系の花が群生しています。 ここまで写真撮影で10程度ロスしています。 標高465m付近 ラショウモンカズラが群生しています。今が盛りです。 9:00 標高525m 2合目通過。 「はぁぁ,ひたすら登っている。」 9:03 標高540m ユキザサの写真撮影。 良い写真が撮れたと思います。後で見るのが楽しみです。エンレイソウがありました。 9:15 標高610m ブナ林通過中。 新緑のブナ林の中を歩いています。「いい雰囲気だぁ」 ブナ林の写真を撮りました。 9:15 標高610m 立石沢広場到着。 休憩。 ブナ林で写真を撮った後すぐに立石沢に着きました。ちょっと早いけど1回目の休憩をとりました。 ここはほんとにいい雰囲気のブナ林です。 先週の泉ヶ岳→北泉ヶ岳山行に比べると,風がないので暑い。 9:23 立石沢出発 休憩時間8分。 出発してすぐにキクザキイチゲがありました。 9:30 標高655m 3合目通過。 再び杉林になりました。道が不明瞭で下りには気を付けたいところです。 「何となく脚がだるい。泉ヶ岳の疲労が脚から抜けていないなぁ。」 9:52 標高800m 4合目通過。 このへんはブナとナラ系の混交林です。 10:00 標高875m 5合目通過。 本小屋3.3km,大東岳2.1kmの古い道標があります。 10:07 標高900m 鹿内林道分岐点通過。 10:16 標高975m 6合目通過。 10:21 標高1019m 標高点到着 休憩。 「まだまだ先長いなぁ」ここは10人前後休憩できます。 「ジョリジョリジョリジョリ」メボソムシクイが囀っています。久しぶりです。 |
8合目付近に登山道周辺には雪渓が残っています。 鼻こすりの看板です。この手前が鎖り場です。(ロープです) |
10:32 立石沢広場出発。 休憩時間11分。 この辺からマイヅルソウ,ツクバネソウの蕾が沢山あります。 10:45 標高1075m 7合目通過。 この辺になるとブナの高さが少し低くなってきています。 11:01 標高1170m 8合目通過。 この辺には雪渓が少し残っています。 「いよいよ急登だ!」 登山道には雪渓はありません。登山道周辺にありました。 11:05 標高1185m ブナの巨木林通過中。 写真に撮りました。 11:10 標高1230m 鼻こすり通過中。 ここにはロープ有り。 「よし,急登はもう少しだ」 11:13 標高1240m 9合目通過。 「ただただ急登をひたすら登っています。」 11:21 標高1280m 急登終了 きついけど登ってしまうとさほどでないな。 この急登が終了したところにも,わずかに雪渓が残っています。 山頂手前の緩やかな登りでカタクリがありました。まさかあるとは思っていなかったので,かなり嬉しいです。 |
|
|
|
|
|
|