宮城県 月山 登山ルート;姥沢小屋登山口→リフト下→リフト終点→姥が岳→月山→姥沢小屋分岐→姥沢小屋登山口(山頂付近の岩根沢分岐から少し下りてみて引き返した。) 標高;標高; 姥が岳1,669.7m 月山1,979.5m |
月山はいつでも行けるから,そのうちに行こうかといつも言っていた。7月の低い山は暑くて疲れるので,どこに行くか迷っていた。いろいろ検討している内に,月山でも行ってみようかということになった。行ってみたらそのすばらしさに感動して帰ってきた。もっと早くから何度も行っておけば良かったと,後悔したくらい良い山だった。来年は6月下旬にアイゼンを持ってクロユリを見に行こう。また,天候にも恵まれ十分に堪能することができた。 姥が岳への登山口が分からず,リフト下の踏み跡を登ってしまった。 少し冷静に考えれば,リフトが動いている時には,危険で横断できるわけがないので,登山口がリフトの下を,横断した先にあるわけがない。無理に横断しようとすると,動いている椅子にはね飛ばされてしまう。 それと,登っている最中にリフトが動いたら,椅子が斜面すれすれに運行しているので,リフト下を登れなくなってしまうところだった。後から思ってゾッとした。 危険な行為だったと深く反省している。 前日に月山登山口の姥沢小屋から400m下にある大駐車場行き,そこで車中泊した。トイレもそばにあるしゆっくり就寝できたが,夜中に風がやや気になった。トイレに近い所ということで,車道のそばに停めたのが,夜中に人の歩き回る音が気になった。朝起きたら車の数が増えていた。みんな寝る前にトイレに行ったのだろう。 |
5:45 標高1,200m 姥沢小屋登山口出発 姥沢小屋を出発してすぐににマイズルソウとズダヤクシュが咲いていました。 リフト乗り場まで来ましたが,姥が岳への登山口が見つかりません。リフト乗り場下をくぐってみましたが,どこか分かりません。リフト沿いにハッキリした踏み跡が付いているので,リフト下を登ってみましたが,結局分からないので地形図を見てみました。登山道はリフト終点で合流するようになっているので,リフト下を登ることにしました。 結果的にこれは大変危険な行為でした。途中でリフトが動き出したらどうするのか,ということに思い至りませんでした。本来は登る前に気がつくべきことでした。 6:33 標高1,510m リフト終点到着。 休憩。 登っている途中はかなり焦りました。リフト終点までどの位時間がかかるか分かりませんでしたので,ゆっくり登ることも,休憩することもできませんでした。終点目指してひたすら登りました。 リフトが6時40分に動き出しました。危なかったです。10分しか余裕がありませんでした。ゆっくり登っていたら間に合いませんでした。ゾッとしています。リフトが動き出したらものすごく危険でした。 途中でエゾリンドウらしきものが咲いていましたが,確認する余裕がありませんでした。 リフト終点には「姥ヶ岳無料休憩所」とトイレがありました。無料休憩所は20人位が休憩できそうな広さでした。 初めは中で休みましたが,暑いので外のベンチに移動して休憩しました。 6:55 リフト終点出発。 休憩時間22分。 疲れていたのでゆっくりと休憩を取りました。 いよいよ姥が岳に向け出発です。 出発しようと思ったら,ハクサンシャクナゲなどがあり,花撮影で10分位ロスです。 左後方が姥が岳で,下の雪渓を登ります。 振り返ってリフト終点の建物を見ています。 これから登る月山展望と手前にはチングルマが咲いていました。 7:20 標高1,550m 雪渓登り開始。 登り初めは雪渓が固いので緊張しましたが,その先はストック使用で登れました。 7:24 標高1,600m。 雪渓通過完了。 意外とあっさり終わりました。 雪渓が終わるとなだらかな斜面になりました。ニッコウキスゲ,マルバシモツケ,チングルマなど咲いています。 またまた花撮影です。5分位ロスです。 7:33 標高1,670m 姥が岳山頂到着。 休憩。 リフト終点からあっけなく姥が岳に到着です。 山頂周辺は素晴らしいお花畑です。月山の眺望も素晴らしいです。でも,ガスでほんの一瞬しか楽しむことができません。 ここはニッコウキスゲとヨツバシオガマの大群落地です。 7:45 出発。 休憩時間12分。 写真を撮ってたっぷり楽しみました。ほとんど腰を下ろさなかったので,休憩になりませんでした。 トキソウ,モミジカラマツ,エゾシオガマ,ネバリノギラン,ミヤマウスユキソウ,ミヤマリンドウ,ウサギギクがありました。 モミジカラマツはオシベが雨に濡れて,オシベ同士がくっついていたので,何の花か分かりませんでした。後で写真をよくよく観察したら,モミジカラマツで納得です。 8:20 標高1,635m 湯殿山分岐通過。 ここは二つの小ピークの鞍部になっています。 ここまで写真撮影で15分はロスしました。 ガクウラジロヨウラク,ハクサンイチゲ,カラマツソウ,ミヤマカラマツ,ミヤマホツツジ,ハクサンフウロ,オトギリソウ,モミジカラマツがありました。 8:30 標高1,655m 登り返し小ピーク手前。 休憩。 振り返って姥が岳展望です。 休憩場所から進行方向を見ています。分かりにくいですが,小ピーク右肩から鞍部に下りていきます。 肩を回り込むと雪渓コースが見えます。何人もの人が登っています。 8:43 出発。 休憩時間13分。 休憩後の小ピークをトラバース気味に歩いていたら,ウズラバハクサンチドリがありました。最近知った花で見たいと思っていました。突然の出逢いなのでかなり興奮しました。うれしいです 9:05 標高1,690m 姥沢小屋分岐通過。 姥沢小屋4.0km,ペアリフト2kmの道標有り。 右下方向に雪渓が有ります。 この分岐まで花撮影でまたまた10分ロス。 この分岐は鞍部になっていて,ここから急登が始まります。 モミジカラマツ群生,ウツボグサがありました。急登の途中にダイモンジソウがありました。 稲荷神社手前の急登から振り返って姥が岳を展望しています。 |
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